赤ちゃんかわいいとんぼである、ごきげんよう。
まだ完全に目が見えているわけじゃないのだが、少しずつ笑顔が増えてきた赤ちゃん。たまに笑うからこそかわいすぎるな。この子が笑ったら世界が輝く。
さて、あばばぶーの話。短めにいこうか。
父のあばばぶー
物心ついたのが4〜5歳のころ。おそらくその頃から小学校〜中学校あたり、いやもう少し大きくなるまで、機嫌がいい時の父がよく
「あばばぶー!!」
と言っていた。
正直な話、私ももう大きかったから。
やたらテンション高いな、あばばぶーってなんやねんとずっと思ってた。笑うこともないし、反応することもない。
あぁはいはいいつものやつね、と完全スルー。
父も亡くなり、時の流れに埋もれていくはずだったあばばぶー。それが赤ちゃんができて判明したのである。
赤ちゃんは、バビブベボやパピプペポといった言葉が好きでよく笑うそうな。
実際うちの赤ちゃんにも試してみたところ、ブーブー言うと笑うことがある……ような。ブーブー言うと落ち着く時もある……ような。
まだすごく反応してくれるわけじゃないのであれなんだけども、もう少し大きくなったらもっと笑ってくれるのかもしれない。
あばばぶーと言ってたら大笑いしてくれそう。
と考えると、あれじゃない??
もしかしてうちの父は、我々兄弟姉妹が赤ちゃんの頃に「あばばぶー!」と言って笑わせていたのではないか??
それが嬉しくて、小学生や中学生になっても、機嫌がよくなると言ってしまっていたのではないか。喜ぶと思って。
といった考察。
よほどの奇人でないと、普通あばばぶーなんて言わないよね。我々が喜ぶと思っていってたんだろうなー。子供の前以外では言わんだろうし。
ふーむ。
父の子育て話はあまり聞かないけれど
うちの父は(母もだが)忙しかったのもあり、親から捨てられた経験もあるために子育てに深い関わりを持たなかった。一緒に遊びにいった記憶もほぼない。
しかし父は父なりに子供たちを喜ばせようとしていたんだろう。
あばばぶーだよ。いい年したおっさんがあばばぶーなんて、よう考えたら子供を喜ばせる以外に発さない言葉だろう。
子供の頃には気づかなかったけれど、小さなところに愛情が隠れているよね、というお話でした。
ではでは。
ここまで読んでいただき感謝。
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