ショートステイフィーバーを終えたとんぼである、ごきげんよう。
3連休が長かったので、ショートステイがあったとはいえ普通に疲れている。間違えて昼寝をしたら爆睡した。
娘がいないしどこでも寝られる分、むしろ夜より昼の方が睡眠の質が高いまであるなと少し思う。
さて、息子の仕事の話をさらっと。
息子のやりたい仕事
先日の夜、寝る前に妻と息子と話をしてたら仕事の話になった。聞けば息子がドッグトレーナーに興味があるらしい。
ブリーダーではなくトレーナー。Eテレでそれっぽいアニメやってるよね、犬をしつけするやつ。
まぁ、特に言うことはない。一度きりの人生なのだから好きな道を進んだらええやん。
それに私の価値観でこういう話に首を突っ込むと、あまりの完璧主義のためにロクなことにならないんでね。あまりどうこう言うつもりはない。
ただ本題が少し逸れたところにあった。
ドッグトレーナーに興味はあるものの、年収が低いからアルバイトしないといけなさそうなんだけどどう思う?と。
……いきなり何だその夢のない話は。
聞けば、息子がドッグトレーナーに興味があると聞いた妻がスマホで適当に調べてくれて、年収はそう高くない職業だと知ったそうだ。厳しいとか何とか。
でまぁ現実は甘くないよとか、家族を養うならアルバイトもしないといけないんじゃないかとか、たとえば芸人だってアルバイトしてるよとか、そんなことを妻が言ったらしい。
夢の話なのに夢のないことばっかり言ってて笑ってしまった。そんな出鼻を挫くようなことを言わんでもいいんじゃないのか。
いや、でも現実を知るのも大事ではあるのか。
ドッグトレーナーのことはよく知らないが、まあどこの世界も厳しいのは同じ。楽しさややりがいと収入が比例するとは限らない。
お金はあって困るものでもないし、あまり儲からない実情を知った上でどう動くのか考えるのは悪くない。
とはいえ家族を養うとかそんなことまで考えてたら何もできない気がする。
共働きという選択もあれば、そもそも息子世代ならさらに結婚する人は減っているだろう。子供作ろうなんてのは物好きと言われる世代になってる可能性も高い。
あれこれ考えたら何もできないから、見切り発車してから調整した方が上手くいくケースも多いぞ。
いかにして金を稼ぐかは話しつつも
「通勤時間も含めて12時間くらい使うから、バイトできるかなぁ」
などと言う息子。妻の仕事スタイルを見てるからバイトできるか不安なのだろう。
……変な話題だし、変な夢なぁと思って。
ということで金の稼ぎ方なんていくらでもあるんだから、バイトはバイトでいいけれど、自分の力をいかに金に変えられるか考える道もあるよと話した。
確かな実力さえあるのならば単純に給料(単価)はあがるだろうし、努力とアイデア次第でいくらでも金を稼げる可能性はあるのだと。
例えばプロの画家のおじいちゃんがYouTubeで何本も数百万再生の動画を出してたりする。安物のクレヨンで信じられない作品を描いたりするやつ。
絵画を教える先生としても活躍されているらしいし、オンラインサロンまでやってる化け物だ。
本業があるからこそ輝く副業やよね。ああいうのが理想ではないかな。
……と言った話をして、それなりに盛り上がって、息子は寝た。
が、やはり子供が何かしらやりたい夢があると言い出すとこちらのテンションも上がってしまうじゃないか。一生懸命夢に向かって走る姿が好きなんだよ。
ぜひともその道を進んで行ってほしい、そう思ってすぐにドッグトレーナーについて調べまくった。
どんな学校があるのか、資格はどんなものがあるのか、実際にトレーナーやっている人の体験談から独立に必要な資質についてまで。
トレーナーの本場である欧米に留学するなんていいのでは?経歴に箔がつくし。そう考えると英語があるといいかもしれない。警察犬のトレーナーで公務員コースもありか。
……とかさ。一人で盛り上がってた。
でもわかってるから大丈夫だよ。この話を息子にするつもりはない。
息子がドッグトレーナーに興味を持ったきっかけは、学校の授業で見た映像か何かだそうだ。面白そうだしオレに向いてるかもと思ったらしい。
この興味の程度が正直よくわからんが、本当にやりたいなら自分で勝手に調べるだろうし、何かしらのアクションをしてくるだろう。
親が勝手に盛り上がって話を進めてもヒエヒエになるだけ。
パイロットで懲りたからな。基本は触れないこととして、息子にまた聞かれたら情報を渡せるようにはしておこう。
本当にやりたいことなんて
天職という言葉もあるが、生涯かけられるほどの仕事が事前にわかることなんてないんじゃなかろうか。
やりたかったけどやってみたら地獄だった、それでもしがみ付いてたら光が見えてきた、もっと他にやりたい仕事が見つかった、いくつかを掛け持ちするのが自分にあってた……etc
こればっかりはやってみるまではわからない。
ただ親としては、何かしら方向性が決まっているとサポートはしやすいのはある。
もし仮に本気でドッグトレーナーを目指すというのなら、今すぐ中学受験対策の塾をやめて余った金を別のところに使うのもいいだろう。
ただ人生を大きく軌道修正するほどの覚悟と熱意が息子にあるかと言われれば……まーこればっかりは私にはわからない。何が正解かも息子にしかわからない。
とりあえずは息子の人生なので、一旦忘れよう。
ここまで読んでいただき感謝。
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