ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

長男(10歳)、出会った時にはすでに愛着障害だった可能性の話

娘をデイに送ったばかりのとんぼである、ごきげんよう。

 

高熱が出てた次男坊も無事に回復して、妻たちと買い物に行ってくれている。久しぶりに一人きりで三時間ほど時間があるので少し掃除して、コーヒー飲みながらブログを書く。

 

一人はいい。やはり一人の時間はいいぞ。

 

午後からは長男と遊ぶことになってんだけども。その長男の話を最近妻から改めて聞いて思うことを軽く。

 

◆家族の紹介

接し辛いのはそもそも

うちはステップファミリーなんで、娘(12歳)と長男(10歳)と私の間に血の繋がりはない。

 

結婚してから一緒に住み始めたのは二人が5歳と3歳のころ。結婚前から何度も一緒に遊びには行ったが、やはりがっつり接するようになったのは結婚後である。

 

当時は父親になったばかりで何が何やらパニック状態の日々が続いて……それが落ち着いても、どちらかといえば長男の言動行動に長年悩まされ続けている。

 

なんでこやつはこんなに接し辛いんだろう??と過去に何度もブログに書いている。これとか。

www.rabbitonbo.com

 

やたらベタベタしてくるのも嫌だったし、遊ぼうとしつこくせがんでくるのも疲れるし、ひたすら話しかけてくるし。

 

というか今考えれば、常に私の後追いをしていた印象。うんざりしていた。今でも暇そうだと近づいてくるから少し身構える。

 

トラウマになってるかも。まあ最近の長男はハリーポッターシリーズを集中して読んでるからあまり会話もないのだが。

 

まあまあそんな感じで、この子の対応は精神的に疲弊するなーとずっと感じてて、それが性格なのか気質なのか妻の対応が悪いのか私の対応が悪いのか……と色々考えてきたけれど。

 

多分この子は、出会った当時ですでに心に闇を抱えていたんだと思われる。

長男の乳幼児期

私がまだ妻と出会う前に長男は産まれた。出産の直前に(元)旦那の不倫が発覚して離婚。長男は血の繋がりのある父と一度も顔を合わせたことがないそうだ。

 

その当時はもうしっちゃかめっちゃかだったらしい。

 

まず妻はめちゃくちゃメンタルやられている。二人目の子供が産まれたばかりなのに旦那の不倫で離婚だから、メンタルやられない方がおかしい。

 

当時の心境を聞いたら怖くなるぞ。鬼が宿っている。

 

ただ現実は二人の小さい子供がいて、しかも娘は様子がおかしい。

 

産まれたばかりの長男を妻が抱っこしようもんなら、嫉妬で怒って長男の顔を叩いていたとか。

 

また妻は離婚して実家に帰ってきたために、新しく娘の療育施設などを探さねばならず。保育園をまわったり療育施設に通ったりととにかく忙しかったようだ。

 

娘が保育園に入れたらよかったのだが、どこも人手が足りず障害児の受け入れは難しいとすべて断れたらしい。

 

また実家のばぁばは当時まだ現役世代で働いている。

 

結果、長男の面倒は見られないために無認可の保育所に預けたとか。

 

この話はたまに聞くが、生後数ヶ月で蕎麦屋のおばさんに預けて、抱っこ癖がつくとかで抱っこもしてくれず、長男がストレスで毎日下痢して大変だったとか。

 

ちょっとこの辺りの時系列がよくわからなくて、昔は大変だったんだなぁと思っていたのだが。実際に赤ちゃんを育てた今聞くと……相当かわいそうな話だなと。

 

障害を持つ娘の世話が大変で、長男はほとんどケアができなくて常にバウンサーに乗ってるような状態だったと。

 

妻はバウンサーに乗ってる長男の姿しか思い出せないというくらい。

 

自分の孫があまりにかわいそうな状態だと、長男が一歳になる頃にはばぁばが仕事をやめて長男の面倒を見てくれるようになったそうな。

 

そこからはばぁばがほとんど長男を見てて、妻は赤ちゃんの頃の長男の成長をほとんど見ていないと言っていた。全部ばぁばから聞いていると。

 

……

 

愛着障害か

いやでも当時どうしたらよかったんだろう?という話ではある。今でこそ娘は学校やデイサービスがあるが……

 

受け入れ先のない娘の対応をしながら赤ちゃんを見るのは無理がある。当時の嫉妬はえげつなかったというし。

 

実際に見たわけじゃないので批判をするつもりはないが、長男にとっては酷な乳幼児期だったのは間違いない。

 

ただ母親以外との間にも愛着は形成されるというから、ばぁばと長男の間にも愛着が形成されている可能性はある。

 

しかしどうだろうな。妻と長男の間に適切な愛着が形成されているかと言われれば、あまりそんな感じはしない。

 

長男から妻への愛着、もしかしたら妻から長男への愛着も薄いのかもしれない。なんせ赤ちゃん時代にほとんど接していないのだから。

 

しっかりした愛着の土台がないから、この子は急に現れた知らないおじさんの私の後追いしてたんかな?この子は苦しんでいたのかな?

 

そう改めて思ったわけであります。

 

問題は、急に現れた私も愛着障害だということ。愛着障害の心の闇を受け入れられるほどの丈夫な器を持ち合わせていない。

 

愛着障害*愛着障害という、どう見てもうまくいきそうにない二人が私と長男だったのかもしれない。

どうだったんだろう

赤ちゃんの頃の長男もよく抱っこしてたとか、赤ちゃんの時はこうだった、なんて話をたまに聞いていたからそれなりに順風満帆に育ったのかと思っていたが。

 

しっかり話を聞いてみたらそれはもう……いや、あまりかわいそうとか言うもんじゃないな、ただ愛着の問題を抱えててもおかしくない赤ちゃん時代を過ごしていた。

 

私が子供たちと出会った時には、娘も長男も保育園に通うことができていた。余裕ができたのか、妻も長男との時間を作れていたように思う。

 

その頃には娘の嫉妬も落ち着いてたし。

 

産まれてから1歳くらいまでウルトラベリーハードモードだった様子。多分、一番大事な時期やよね。

 

そう考えるとこの子にもう少し優しく接してあげた方がいいなと思わなくもない。

 

あまりに不憫な乳幼児期を過ごしたのだから、少しくらい後追いが多くてしつこくても仕方がないじゃないか。

 

赤ちゃんを育ててる最中だからかね。次男坊が産まれてなかったら、同じ話を聞いてもそこまで何も思わなかったかもしれない。

 

愛着は大事だよ。今後の人生の土台になる。

 

ということで、そんな長男坊とマイクラでもやってきます、では。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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