ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

発達障害の娘による暴力をゲーム化して楽しいものに変えてみようの会

今朝も娘に叩かれ、押されていたとんぼである。ごきげんよう。

 

特別支援学校の二年生の娘の暴力に、これまでずっと強い怒りを感じてきた。このような記事も書いたね。まぁ、むかつくんだよ。

◆発達障害の娘による暴力に対して心底怒り狂っていた自分に気づいた話

 

むかつくむかつく!で終わっては先がないので、ちょっとしたアイデアを記していきたい。

娘の暴力癖を改善するために

娘は知的の遅れを伴う重度の発達障害。知的障害と言ってもいい。まぁ呼称によって娘が変わるわけじゃなし、どっちでもいい。

 

てんかんの薬の副作用か、数年前から手が出るようになった。その前から弟との喧嘩では髪を引っ張ってぶん投げたりしていたので、それが日常的に出るようになった感じかな。

 

理性が判断する前に、衝動的に手が出てしまうのである。押す、叩く、投げる、暴れ回るなど。身近な人ほどよく攻撃される傾向があるが、衝動的に見知らぬ他人にも攻撃したりする。

 

すぐに手が出てしまうのは、どうしたって今後の生活に影響が出てくる。小さい今は笑っていられても、体が大きくなれば大問題だ。

 

で、専門家である支援学校の先生から聞いた暴力に対する定石的なアプローチが以下のもの。

 

・叩かれたら「やめて」と注意すること。これを学校や家庭で統一する。

・できれば、叩く前にその手を止められるとベスト。

 

とか、もっとあった気がするけど、こんなことを言っていた。

 

つまり今の私のように、娘に叩かれたらむかついて無視したり、押されたら押し返したりと、怒りに任せて対応するのは論外なのだ。

 

対応を統一しないと娘は混乱するし、結局娘の暴力は止まらない。今後もこの暴力が延々と繰り返される可能性がある。

 

学校やデイはお金をもらっているプロがやっているから、それなりに安心ではあるが。自宅ではねぇ。なかなかそうもいかんのよ。

 

むかつくのよ。突然叩かれたり物投げられたりしたら。

娘の暴力をゲーム化してみる 

最近は娘が手を出してきてむかついたら、心にガソリンがたまるイメージをしている。その怒りのガソリンをエネルギーとして別の何かに使う感じ。

 

この対応でそこそこ上手くいっているのだけど、一つ思いついたんだ。娘の暴力をゲーム化してみたらどうだろう?

 

日常にあるものをゲームとして捉えることをゲーミフィケーションと呼ぶらしく、モチベーションを高める効果があるそうだ。

 

娘の暴力を楽しく攻略するのを目的として、ざっくりゲーム化してみよう。

 

以下ルール。

・娘に攻撃されたあとに、「やめて」と冷静に注意できたら3ポイント

・娘の攻撃を未然に防いだら4ポイント

・娘が怒るポイント(ドライヤー、お出かけ時)で、うまい声かけをして娘の攻撃がでなければ5ポイント

・娘の攻撃にイライラして冷静な注意ができなければ0ポイント

・娘の攻撃に何かしらの仕返し(言葉や行動)をしたら-5ポイント

 

で、1日を通してプラスで終えたらクリアというゲーム。

 

ポイントを覚えてられないとか、ゲームバランスがどうなんだという細かい懸念はあるが、実際にやってみて微調整すればいい感じになりそうな気がする。

 

その場その場で「やった、未然に防いだぞ、4ポイントだ!」と意識するだけでも、そこそこ効果あるんじゃないかと思うのだが。どうだろうか。

勉強は必要だけど

以上、娘に対するイライラをゲーミフィケーションでなんとかしようという話であった。

 

こういった障害を持つ子供達の暴力を改善するためには様々な勉強が必要なのだろうが、その前に日常的なストレスが多すぎて心が壊れてしまう。

 

まずはこの日々襲いくるストレスにどのように対処するか、うまい方法を考えていくことから始めてみよう。

 

だってさぁ、毎日押されて叩かれて、「どんな色が好き?♪」とおかあさんと一緒の歌を陽気にふってみたら

 

あ”ー!!!!?(怒)

 

とめちゃくちゃ機嫌の悪い叫び声で返されて。なかなかのストレスで、心のガソリンはもう満タンで入らないぞ。

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