ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

発達障害の娘をこのままじゃ虐待しかねないので対策を考える会

シャレにならないタイトルの記事ですが、正直なところなので思うところを書いていきます。

 

このままいけばきっと、私は娘を虐待することでしょう。多かれ少なかれ、娘を傷つけることになるはずです。

 

では妻と離婚して離れるのか?と言えば、それも確かに選択肢の一つではありますが、その前にできることもあるでしょう。

 

まず、何でこんなことを言い出したのか。その発端をお伝えします。

娘の暴力の話

7歳で重度の発達障害の娘。

 

このようにいつも発達障害と書きますが、知的障害もありますし自閉症だとも診断されています。小頭症とも診断されています。発達年齢は2歳6ヶ月程度。

 

外見だけならほぼすべての人が健常児だと判断するだろう娘も、実際は上記のような障害をもっています。

 

言語の遅れや知的な遅れも当然ありますが、大きな問題は定期的に出てくる暴力です。 

◆発達障害の娘の手が出るのはどんな時かリアルな状況をお伝えする

◆外出中に見知らぬおじさんおばさんにも攻撃を始めた娘の対策

◆発達障害の娘に突然叩かれてイライラする時の具体的な対策を考える

 

調子がよければ暴力もありません。しかしゼロにはなりませんし、状況によっては手が出てしまいます。

 

調子が悪ければ最悪で、何をしても叩いてきますし止めたところで暴力が止まることはありません。

 

そういう女の子なのです。

 

そして今日は、私は娘と二人きりの夜を過ごしました。妻は送別会。二人の子供を見るのは大変だろうと、息子は義母の家へ。

 

娘と二人ですが、特に問題ありません。最近はイライラしている娘ですが、叩かれるのは慣れてます。つつがなく二人で風呂に入り、テレビを見ていました。

 

そして夕ご飯。娘に食事を提供したところ、食べたくなかったのかスプーンでお皿をカンカン叩いていました。

 

行儀も悪いし最悪お皿も割れてしまいます。それはだめだよ、と注意したところ、気に入らなかったのかさらに強い力でカンカンとお皿を叩きます。

 

さすがに止めなきゃまずいと判断し手を掴んだら、料理が入った皿ごと投げてきました。

 

その後の惨状を写真でどうぞ。

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わかりづらいかもしれませんが、皿も割れ、中身が飛び散っています。
 

ブログのネタとして撮ったというのもありますが、怒りを沈めるために写真を撮ったという面もあります。

 

もし私が最高の上機嫌で、まさに天国みたいな気分であればこういった行為にも耐えられることでしょう。あらゆる前向きな対応もその場で考えられるはずです。

 

でも、そんなことはありません。危ないから止めざるをえなかった状況だったのにお皿を投げられたのです。

 

私の怒りは凄まじかったのですが、そのままぶつけるわけにはいきません。暴力で娘の心に傷をつけるわけにはいきません。

 

なんとか写真をとってそれを妻に送ったり、片付けたりすることで時間を稼いで怒りを沈めようと努力します。

 

ですがその後も床に落ちたスプーンを口に入れていたので、汚いから洗うよと声をかけたらスプーンも投げられました。

 

これ、耐えられますか?

 

正直、この娘と一緒に暮らすのはもう無理なんじゃないか?と思いました。これほどの怒りを覚えるのは二度目でしょうか。

 

一度目は確か一年近く前。デイサービスに行くためにカバンを持ってと告げたら、せっかく作った弁当が入っているカバンを車の後部座席にぶん投げられた時。

 

今もそうですが、当時も私のメンタルはあまりよくありませんでした。

 

普通の状態でも耐えられそうにないこのような娘の行動に、メンタルがやられている私が耐えられるわけもありません。

 

一年前は色々と自分の状況を変えて事なきを得ましたが、今の私はうつ病です。そう簡単に治ることはないでしょう。

 

では、一体どうしたらいいのでしょうか?この怒りはどうすればいいのでしょうか?

 

しっかりとした対策をとらなければ、私は虐待に走るでしょう。

 

娘は発達障害だから、殴ってもわからないと。いじめても誰にも言えないと。息子と違って、虐待をしたとしても誰にも言うことはないだろうと。

 

そのような思考になるのは時間の問題だと思われます。今が正念場だと感じています。

今思い浮かぶ対策を羅列する

このような経緯を書いてきましたが、多少は冷静さを取り戻しています。

 

娘と一緒にいたらやばいとさっさと娘は寝かせて、実母に電話して怒りをぶちまけることである程度冷静さを取り戻しました。

 

まだ心の中はどんよりとしていますが、それでも対策はとらなければいけません。このままではまずいのです。

 

そこでいくつか対策を羅列します。

 

・娘と一対一で過ごす時間は限りなくゼロにした方がいい

・デイサービスや日中一時などのサービスはフルに使うこと

・お皿は紙皿で統一してもいいかもしれない

・木のお箸は噛んで折るのでステンレスのお箸やスプーンを使っているが、プラスティックなど折りにくく非金属素材のものに変えてみるか

・娘のイライラが酷い時は近づかない、叩かれたら逃げる、妻にパスをする

・義母にもたまに娘を見てもらって距離をおく

・ガラスは割れても怪我をしないようなフィルムを貼る

・無理にご飯をあげない、無理に風呂にいれない、無理に行動を強制しない

 

この辺を、あとで帰ってきた妻と相談して考えていきたいです。

 

特に、私と娘はもう二人きりにならない方がいいと思っています。

 

密室では何があるかわかりませんし、娘が成長するにつれてその暴力もシャレにならなくなってきています。

 

今の私はまだ理性を保っていますが、先日もお箸を顔に投げられましたし、逃げても娘が納得いかないとドアも壁も床もバンバンドンドンと叩いて怒りを爆発させます。

 

まだ風呂場のガラスが割れてないのは運がいいだけでしょう。20kgの体重をかけてドアも壁もバンバン叩きます。理性のブレーキはありません。

 

これはもう、一人では耐えられません。

 

もはや私だけでなく、妻や義母も、娘と一対一という状況は避けた方がいいのかもしれません。

 

娘は重度の発達障害ということで、手厚い福祉の支援が受けられます。

 

世間では夏休みに入りましたが、平日も土曜日も福祉の施設を利用することができます。

 

それでも、平日の夕方と日曜日だけでも、暴力があるというのはそれだけで相当に難しいんだなと。ハードルが高すぎて素人が一人で対応できるものではないんだなと。

 

痛感させられました。甘く身過ぎていました。私一人では、対応できません。

 

できる時もあるから勘違いしがちですが、ここで宣言しておきます。私一人では、対応できません。

今が踏ん張りどころ

虐待をしていない今が踏ん張りどころです。まだ理性を保っている今のうちに、現実的な対応策をとるしかありません。

 

私のメンタルを改善することも必要ですが、それと同じくらい娘や息子が伸び伸び暮らせることも重要なのです。

 

虐待でその心に傷をつけるわけにはいきません。私はそれを望んでいないのです。

 

今までも娘の暴力について色々と書いてきましたが、それでも甘く見ていました。まだまだ娘の暴力に対する対応の難しさを見くびっていました。

 

みなさんも一度、想像してみてくださいな。

 

疲れた体でせっかく作ったご飯。真っ当な注意をしたらお皿をぶん投げられて。

 

幸い怪我はしませんでしたが、ご飯がばら撒かれて当然自分にもかかります。皿も割れました。娘はこちらを無表情で見つめて何も言いません。

 

発達障害だから。そういう子だから。

 

いつもどんな時でも、そうやって笑って済ませたり、冷静に対応できたらいいんですけどね。

 

今の私にゃ、無理だなぁ。