友人宅へと久しぶりに顔を出してきたとんぼである、ごきげんよう。
帰りたくないなーと感じるくらいで帰るのがちょうどいいのでしょう。自宅にあまりに長居されるのが迷惑だと結婚して知ったので、そう言う意味でもこれくらいがベターか。
さて、夫婦の片方が個人事業主としてメインで働き、もう片方が全面的にサポートする形態へと舵を切った友人夫妻。
妻がサラリーマンのうちとは違うけれど、我々夫婦と似たようなスタイルではある。
現場では話せなかったことも、ブログなら少しは刺さるお話が出るかもしれません。
そんなんわかってるよと言うことばかりかもしれませんが、面白そうな話だったのと、最近はお金の本を読み漁っているので一つお付き合いいただければ幸いです。
にわかFPなんでお金は取りません。話半分に聞いてください。
お金を稼ぐ目的とは?
お金は手段であるとのお話がありました。
ではお金を稼いで、我々は何を目指しているのでしょうか。
さまざまな答えがありそうですが、現在の私は経済的な自立だと答えます。
資本主義経済の中、少なからず我々はお金に縛られています。個人事業主としてクライアントへの営業もお金を稼ぐためですね。
衣食住の確保のため、家族が安心して暮らすためにはお金は必須。しかし仕事がなければ生活もままならないというのであれば、生殺与奪権を他者に握られていることになります。
ある書籍では、回し車を走るネズミのように働いても働いても苦しい生活から抜け出せない状況をラットレースと例えていました。
ひたすら働き続けなければならない状況から、例え仕事がなかったとしても生活が揺るがないシステムを作ることが一つの目標になるかと思われます。
ちなみに、一億あれば投資で運用したお金だけで生活できると言われています。
4%運用でおよそ年に320万(税引き後)が入ってきますので、仕事がなくともそれなりの生活は送れることでしょう。
となりの億万長者
少し現場でもお話ししましたが、アメリカのベストセラー『となりの億万長者』という書籍がとても興味深いです。
ごく普通の、その辺に住んでる質素な生活をしている人の中にも実は億万長者がいるんだよ、という本。
高級車にも乗らず、豪邸もたてず、一生懸命に働き、慎ましい生活を送る。そうして貯蓄・投資を長年続けて富を築いた人が現実に多数存在しているようです。
高級車や豪邸は、それ自体が富の証拠ではない。それらを手に入れるだけの富を減らしたことがわかるだけ。面白いですね。
古い車を何年も使い、身の丈にあった家に住み、見栄も張らず、CMに惑わされず、周りに流されず、真摯に働き倹約を続けて本当に必要なものにだけお金をかける。
そうして一代で億万長者になる人がいる、というお話。
アメリカの話ですが、日本にいる我々にも通ずる話かと思われます。
誰よりも多く金を稼ぎ湯水のように消費する、そんな一般的な金持ちの概念が当てはまらない億万長者がいるってことですね。
節約の話
ということで、過去にブログにも書きましたが、特に今、友人夫妻には徹底的な節約が必要になると思っています。
家計簿はつけてますか?
収支の把握、予算の管理はできてますか?
将来的に必要な機材やイベントに使うお金は把握していますか?
コンビニ使ってませんか?本当は必要のない物を買っていませんか?
個人事業主は毎月の収入が不安定になるはずなので、日々の節約、貯蓄は心強い味方になります。
一万円稼ぐより一万円節約する方が遥かに簡単です。節約額が多ければ多いほどに、稼ぐ担当の旦那様のプレッシャーは軽減されます。
しかし家計が不透明では節約もできません。
億万長者になろうとは言いませんが、億万長者が億万長者になるために必須だと考えるものの筆頭に家計の管理があります。
家計を管理し、適切な支出管理の徹底を心からお薦めします。最低でも収入の10分の1は貯蓄に回したいものですね。
いずれは投資を
稼ぐことも節約も重要ですが、溜まったお金は増やしていくのが常套手段。資産をすべて預金等で溜め込んでいては物価上昇に対応できず、価値が目減りしていきます。
よほどのお金を稼ぐなら話は別ですが、投資をしなければ経済的自立は不可能だと言っても過言ではありません。
もし今後貯蓄が増えたら、ぜひ投資も勉強してみてください。特にiDecoは使い方を間違えなければ強い味方になってくれるでしょう。
以前に書いたこちらもどうぞ。
法人化の必要性の話
ここから、個人事業主の旦那様+サポートする奥様+年金暮らしのご両親という二世帯住宅として一般的な節税話を繰り広げます。
あまり法人について詳しくはないのですが、ある程度の年収までは法人化せずとも税制上損はしないと考えます。(少し調べました)
青色申告すれば、奥様を青色申告専従事者として給与の支払いが可能で、給与分は経費にできます。
奥様は基礎控除プラス給与控除が使えますので、給与が100万円以下なら所得税・住民税共に非課税です。つまり税金0です。(健康保険料支払い中ならそれも控除可能)
旦那様は収入から奥様への給与を経費として100万円控除。家賃や光熱費、仕入れで経費100万はいけるでしょうか。
青色申告控除(e-tax)で65万控除。国民年金と国保の支払い分も社会保険料として控除。
基礎控除が48万円、また70歳以上の同居の高齢親族を扶養にすれば58万円控除できます。70歳以下なら38万円。
もしご両親にも仕事を手伝ってもらうなら、ご両親も青色申告専従事者としてそれぞれ〜100万円の給与を支払って経費にする手もありますね。
あまりにやりすぎると指摘されそうなんで常識の範囲内で。また青色申告専従事者とした場合は扶養には入れられません。
さらに余裕があれば、iDeCoに加入することで年間816000円を上限に小規模企業共済等掛金控除が使えます。
それでもお金が余っていれば、奥様もiDeCoに加入することで奥様の所得も816000円圧縮することが可能、給料(経費)を増やせます。
iDeCoは投資でなく、定期預金でも可能です。リスクを取りたくない場合はこちらも。
またご家族全員分の国保+国民年金を旦那様がすべて支払い、それらも社会保険料控除として処理することも可能です。
というわけで、やろうと思えば個人事業主として6~700万くらいなら夫婦揃って非課税も普通に狙えそうな気配。
法人は稼ぎに関わらず最低7万円の法人住民税がかかるそうですし、登記やらで司法書士の費用もかかるかも。税理士との契約も必要かもしれません。
総合的に考えると、年収1000万円程度までは個人事業主の方が旨味がありそうな印象。あくまで印象です。具体的な計算はしていません。
まあにわかFPですし、任意継続被保険者絡みでちとややこしい。FP2級ならこのレベルです。
ご自身で改めて調べてみてくださいな。
住宅ローンの話
そういえばご実家の住宅ローン金利がおよそ3%とべらぼうな高さでした。20年前の金利なので仕方がないとは言え、現在の金利と比較すると地獄の金利。
借入残高をざっと600万円、金利3%で7年かけて返済すると仮定した場合、およそ65万円が利息となります。
借り換えた場合でも20~30万は費用が出る可能性があり。またご両親は年配のためリスク許容度もそう高くないでしょう。
総合的に考えると、即刻繰り上げ返済も全然ありだと思います。
ご両親にもし退職金等のまとまった現金資産があるならば、数百万は手元に残して返せるだけ返してもいいかなと。65万円プラスなんで。
やらしい話ではありますが、ご両親の懐事情が潤えば子にも還元されます。またご両親のお金の不安を取り除くことも重要です。
健康寿命が伸び、介護費用・医療費も圧縮されます。長い目で見ると相続資産の増加にも繋がるでしょう。
ご両親の経済活動にどこまで介入できるかは不明ですが、金利の高い借金はさっさと無くすに限りますね。ご検討ください。
みんな頑張ってるんで
最後に愛の話を……と思いましたが、長いんでお金の話だけで終わりにする。
やっぱお金の話は面白いというか、お金の話にしか興味がない人に見えたかもしれない。自分でも気づかないくらいにお金にどっぷり浸かってたようだ。
我ながら知識も増えてたな、勉強した甲斐があった。よかったよかった。
最近は疲れ切って全然体に力も入らないししんどかったのだが、友人夫妻が覚悟を決めて活動してる姿を見て元気をもらえた。
みんな頑張っているね。
障がいを持つ娘も目バキバキでショートステイのお試し頑張ってたし、息子も塾にバスケ部頑張ってるし、赤ちゃんも必死にずり這いしてる。妻もそろそろ仕事復帰だ。
みんな一生懸命生きてるよ。私の時間だけが止まっている気がするくらいに。
今回は元気と勇気をもらえたので、もう少し頑張ってみたい。
暇な時に読んでくれたらいいね、おわり。
◆生活改善記録
筆記開示130日目 +5分(累計1885分)7つのコラム+1(累計130)
食事制限 36日目 +1(累計32)
ここまで読んでいただき感謝。
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