娘のうんちトレーニングをほぼ毎日やっているとんぼである、ごきげんよう。
こちらの記事を書いたのがおよそ半月程前。
あれからタイミングさえあえば、必ず娘と二人で風呂に入り、風呂後にはトイレにいくように誘導している。
そんな娘にif-thenプランニングが普通に効果的で面白いので、途中ながらトレーニングの経過報告をしていきたい。
うんちトレーニングを再開してみたところ
娘はおしっこは自立していて、一人でささーっと行く8歳の女。でもうんちだけは、絶対にパンパースにやる8歳の女。そこで始めたうんちトレーニング。
風呂を上がったらトイレの便座に座ってもらい、なんとかトイレでウンチを出してもらう。これが私の使命である。
だが、現実はそう上手くいかない。以前にもうんちトレーニングを数ヶ月やり続けたが、結局一度もトイレでうんちが出ることはなかった。
そればかりかトレーニングをやったりやらなかったりと適当すぎた結果、娘はトイレに嫌悪感まで覚えてしまったらしい。
今回、風呂上がりにトイレに行くように声をかけたらめちゃくちゃ拒否が強いのである。
「いやだ!!」
大声を出し、足を振り上げ、私を叩き、全力で拒否してくる。「また風呂上がりの意味のないトイレだろ!」といいたげな、冷たい目でこちらを見てくる。
ま、まぁこれは仕方ない。想定内だ。
以前のトレーニングから期間もあいてるし、嫌悪感すら残っている。すんなりトイレにいってうんちが出たら、別人じゃないかと疑うレベル。
なので、一つずつ、丁寧に、娘が拒否という反応を出せないように周到な作戦を用意することにした。
if-thenプランニングを使います
最近はまっているif-thenプランニング。何かの行動や状況をきっかけに、習慣にしたい行動を決めていくというもの。
こちらを見てくれたらわかりやすい。
このIf-thenプランニングが私にめちゃくちゃ効果があったので、発語レベルは低いもののそれなりに理解力のある娘には効くだろうと判断し、徹底して使い始めた。
具体的には、娘が帰宅したら以下のような声かけをしていく。
「帰ってきたら、帽子とろうね」
「帽子とったら、ジャンパー脱ごうね」
「ジャンパー脱いだら、脱衣所に行こうね」
(中略)
「タオルで顔拭いたら、頭をふこうね」
「頭を拭いたら、足をふこうね」
「足を拭いたら、ドライヤーしようね」
と、前回も紹介したが、このように何かをしたら、次に何をするかを口に出していく。
娘が帰宅後の行動その順番をすべて決め、何かが終わったらこれをやる!というif-thenプランニングに落とし込んだ。そしてそれを毎日口に出して娘に刷り込んでいく。
「パンパース履いたらズボンをはくよ」
「ズボンはいたら上着をきるよ」
「上着をきたら、トイレにいくよ」
……
娘「いやだ!!!」
となったのは、最初の数日だけ。3日4日もすれば、上着をきたら抵抗することなくすーっとトイレに行ってくれるようになった。
面白いのは、そのことに本人が気づいていない様子なこと。
「トイレにいったら、電気つけるよ」
「電気つけたら、スリッパはくよ」
と私が続けていくと、スリッパをはいた娘がぴたっと止まるのだ。
何かがおかしい、何か騙されているんじゃないか?
と一瞬悩む娘。我に帰り、スリッパを脱いで電気を消して逃げて行ったのが1週間目まで。
1週間をすぎると、
「スリッパをはいたら、ズボンを脱ぐよ」
「ズボンをぬいだら、トイレに座るよ」
「座ったら、んー!!!!と頑張るよ!!」
という感じで、最近は風呂上がりにはふつーにトイレにいって便器に座りうんうん言うようになった。
先日は便器に座ってガスが出たので、一人で狂喜乱舞したりした。ま、まぁ、うんちは今のところ出てないんですけどね。
でも、相当効果あると思いませんか?逆に効きすぎて怖いくらいだぞ。
絵カードがなくてもそこそこにいける
もともと習慣とかこだわりが強いタイプの娘なので、上手く習慣化のテクニックを使っていけばこれくらいはできるってことだね。
絵カードがなくても、口頭だけでここまで効果があるのは非常に喜ばしいことだ。
家族もいるし休みもあるし、毎日完全に同じようにはできない。でも、娘が一つのことを習慣化していくこと。確実に同じ状況を作って身につけていくことってのは、娘にとっても必要じゃなかろうか。
自己効力感も高まるだろうし、成長を見てると面白いし。
あとはうんちさえ出てくれれば、ね。気長にやろう。