ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

働かずに勉強をするならまずは目先の収入を確保した方がいい話

私はこのブログを始める前まで英語の勉強をしていた。

 

20代の頃に志した翻訳の仕事をするために、地道に勉強を続けていたのである。 

 

2017年の9月に受けた最初で最後のTOEICは840点、翻訳業をやるには足りないが、まあいいかーとその後翻訳の通信講座に申し込んで好成績で修了した。

 

おそらく、今の私でもやろうと思えば個人レベルの翻訳ならできるだろう。

 

だがここまで到達するのにかなりの長い時間を使ってしまった。

 

結婚する前から少しずつ勉強をしていたが、結婚してから一年半ほど経った頃。

 

私のストレスはもうとんでもないものになっていた。

嘘をつくストレスがやばい

何がそんなにストレスだったのか。

 

それは、やはり勉強してようが前に進んでいようが、どこまでいっても無職だということだ。

 

結婚前からわかっていた。仕事をやめて勉強するということの辛さとか、大変さとか、わかっていたつもりだった。

 

だが、自分の親戚や妻の親戚に会うたびに私は嘘をつかねばならない。

 

まさか結婚して子供達が二人できたのに、妻だけ外で働かせて旦那の私が家で勉強してるという事実を伝えることはできなかった。

 

お盆や正月に親戚に会う度に嘘をつかねばならないのが、自尊心を大きく傷つける。

 

義母は私の現状を知っていて味方だったが、義母の前で親戚に嘘をつくというのもまた辛かった。

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親戚だけじゃなく、元同僚とか子供達の学校の先生とかね。

 

家族がいるのに収入がない自分というのが、もういやでいやでたまらなかった。

赤字の家計がやばい

そしてもう一つ大きいのは、家計が普通に赤字だということだ。

 

妻が外で働いてくれている。そして娘も重度の障害ということで月にそこそこのお金が入ってくる。

 

それでも我が家は赤字だ。月に数万単位で赤字。

 

私と妻が結婚前に貯めていた貯金を切り崩して生活しているという状況だった。

 

通帳のお金は減っていくばかりで、決して増えることがない。

 

何かを買うのも躊躇するし、外食にいっても損した気分になる。

 

好きな本を買ったら買った分だけ貯金が減っていく。

 

英語の参考書を買ってもお金はどんどん減っていくばかり。

 

このストレス、やばかった。

 

働いてた時には、

 

「使ってもまた来月に給料入ってくるし」

 

と気楽なもんだったが、使ったら使った分だけ減り戻ることがないこのお金。

 

これはもう、なんとも言い難いストレスだ。生活の全てがストレスだった。

体調不良の精神的ダメージがやばい

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この記事で体調不良の原因を糖尿病だと疑い病院に行った話を書いた。

 

これは笑い話のように書いているが、実際私の体調不良はひどいものだった。

 

少しずつ少しずつ勉強時間を増やしていき、毎日5〜6時間ほど安定して勉強する。

 

するとある日突然朝起きられなくなるのだ。

 

全く目が開かないし、手に力も入らない。無理やり起きても、眠くて眠くて仕方がない。

 

夜に10時間眠り、娘を送迎して9時に帰ってきて16時まで眠り、子供達を迎えてまた夜も10時間眠る。

 

それだけ眠っても眠くて仕方がない。

 

眠っても眠っても動けない。それが3日から一週間ほど続く。

 

こんなのがザラにあった。

 

いや、いいんだよ。体調不良自体は。そういうこともある。

 

だが私は英語の勉強をしているのだ。

 

毎日継続して勉強することが大事なのである。

 

体調不良で動けずに勉強が途切れてしまうと、自己嫌悪に陥るのだ。

 

まただめだった。また続かなかった。

 

そんな自己嫌悪を乗り越えて、何度も何度も挑戦し毎日数時間集中して勉強できるように安定すると、突然動けない日が襲ってくるのである。

 

ひどかったな。解決方法がわからず。

 

食生活が問題か!とパレオダイエットに励み3ヶ月で10kg落とした。

 

睡眠の質を疑って部屋を改造したり。

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ウォーキングを毎日やってみたりhiitに筋トレとか、リーキーガットを疑って大きな鍋でボーンブロスを作りまくったり瞑想も毎日30分やったりストレス対策を100個以上書き出したり。 

 

あらゆる対策を行なったが、何をやっても動けない日が襲ってくるのだ。

 

改善したいという思いはあるのだが、もうどうすることもできなかった。

家族をないがしろにして気づく

2018年の8月、今からたったの4ヶ月前だが、私のストレスは限界に達していた。

 

とにかくお金がない。お金を稼がなきゃいけない。金を稼ぐには勉強するしかない、妻は私の翻訳の道を応援してくれているのだ。

 

ここから別の道にいくわけにはいかない、私がやるべきなのは、とにかく勉強することだけである。

 

追い込まれた私は、毎日が本当に楽しくなかった。

 

最終的に、平日の夜も土日も勉強の時間にあてたいから、子供達を一人で見て欲しいと妻にお願いする暴挙にでた。

 

他にも書けないようなことが色々あったが、まー限界だなあれは。

 

「家族をないがしろにしてまでやるほどのことか?」

 

妻と喧嘩をしてそう気付いた私は、翻訳の道を一度断念することにした。

そして今、普通に働く

勉強をするにしても安定した収入や精神状態は必要だと知った。

 

翻訳の仕事は正直今さらやってもなと思っているが、やるにしても今ではない。

 

それに一旦完全に翻訳を諦めてみたら、まー時間があること。

 

以前は時間が余ったら全て勉強につぎ込まねばならないと思っていたが、その勉強がなくなれば時間が余りまくって仕方がない。

 

そうなると色々できる。

 

こんなことやってる場合じゃない!と結婚時に却下したブログも作れたし、ネットで仕事ももらえた。

 

少なからず収入が得られるため、我が家は(多分)黒字に転じた。素晴らしい。

 

もう少し収入が増えれば、もっとやりたいこともできるだろう。本を買ったりガジェット買ったり。

 

今はプログラミングの勉強も始めたし、次はYoutuberもやってみるかなどと多方面に手を出す余裕もできた。

 

……何が言いたかったんだろうな、この記事は。

 

そうそう、実家にいて衣食住に困らないなら別に何年勉強してもいいと思う。

 

もしかしたら親から文句を言われたり肩身が狭いかもしれないけど、時間は無限にあるようなもんだ。

 

だが、明らかに近い将来に家計がパンクするのが見えているなら。

 

勉強する前に、まずは目先の収入を得て家計を安定させる対策も必要だという至極当然の話であった。

 

豆腐メンタルの私にゃまだ無理だったな。 

 

まーとりあえず今は、以前よりは楽しい毎日だ。

 

金は一番ではないが必要なのは間違いない。

 

だってあんだけ動かなかった体が今は軽いんだぜ。眠くて倒れるなんてことは翻訳を諦めて以来一度もない。

 

お金のストレスを甘く見たら殺されかねないなと、思い知らされた話であった。

 

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