ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

娘がやるべきことをやってくれるまで絵本読みまくりの話

待機とんぼである、ごきげんよう。

 

今晩娘がまったく風呂に入らず、2時間ほど押してしまった。ブログを書く余裕がまったくないが、妻が来てくれたので10分で書く。

 

大変なんだよ。

 

◆家族の紹介

娘を待つ

娘と二人暮らしをしていて、娘が気持ちよくストレスなく過ごせるようにと娘に合わせた生活をしている。

 

そうなると、めっちゃ待つ。

 

例えば歯磨きの仕上げはめっちゃ逃げる。

 

絶対に嫌だというわけではないらしい。本人的には、やらないといけないものという意識もある様子。最終的にやらないと怒る。

 

ただこちらがやりたいタイミングでは絶対にやってくれなくて、逃げ回る。

 

逃げ回ってるのに追いかけ回すのは逆効果だし、何度も「歯を磨くよ」とか声かけるのも逆効果。娘の気分が整うのを待つのだ。

 

大抵、絵本を3~4冊ほど読むとご機嫌になって歯を磨かせてくれたりする。嫌がりもせず、丁寧に磨いても怒らない。

 

歯を磨くことへの拒否感がなくなってくれるまでは、続けるしかないだろう。

 

それが最近になってドライヤーも同じようになった。

 

実はドライヤーも地味に嫌だったらしく、風呂上がりにやらずに逃げて絵本を持ってくるようになった。

 

……マジかと思った。

 

仕上げ磨きだけじゃなく、ドライヤー前にも絵本を読んでご機嫌を取らないといけないのかと。

 

でも、今までドライヤーが嫌そうだったのは確か。流れでやるからやってるだけで、本当はやりたくない感がすごかった。

 

ドライヤーにも心の準備が必要なのかもしれない。

 

仕上げ磨きの前も絵本を読んでくれるから、ドライヤー前でも読んでくれるという信頼感的なものが芽生えたとも言える。喜ばしい話かもしれない。

 

そして今朝、寝起きの着替え前にも絵本を持ってくるようになった。

 

……読むんだけどね。読むんだけど、朝にこれは結構しんどい。

 

これやる前にも絵本。あれやる前にも絵本。

 

娘がちょっと嫌だなーと思ったことをやる前には絵本を数冊読むのがセットになったらめんどくさすぎる。

 

でも仕方がない。やりたくないものを無理やりさせるわけにはいかん。テレビはやたら時間を食うからあれだが、切り替えのために絵本なら読んでやらんこともない。

 

娘は嫌なことを頑張るためにパワーをチャージしてると考えれば、コスパがいいのかも。

絵本を読むことがメインじゃなく

そんな感じで絵本ばかり読んでいる昨今であるが、冒頭で書いた通りさきほどお風呂を入らないと渋りまくってた。

 

絵本も読んだが絶対に入らないと。飴玉あげてみたが風呂は嫌だと。テレビを30分見せてみたが風呂だけは嫌だと。

 

……参った。娘を風呂に入れるための切り替え作戦がまったく効果なし。

 

一旦テレビを消して、お風呂の重要性を話してたらめっちゃ叩かれまくった。

 

うーむ。微妙だ。

 

その後、娘と話しながら機嫌をとることにした。

 

とにかく私のテンションを上げる。だいすけお兄さんレベルのテンションまで上げて上げて、娘をよいしょよいしょよいしょ。

 

走って踊って大きな声でリアクションをとって、娘もそれに合わせてテンションがあがって。

 

そろそろいけるか?と掛け声を促した。

 

「よーし、お風呂にいくぞーれっつごー!!」

 

すると、

 

「おー!!」

 

と娘が応えてくれて、笑顔で風呂に入ってくれた。

 

ここで理解した。

 

絵本を読めばいいってわけじゃなく、わかりやすくらいに娘の気分をあげないといけないのだと。

 

気が進まないことをやるためのパワーがないのだ。絵本をただダラダラ読んでもパワーはたまらない。テレビをちょろっとみても切り替えられないこともある。

 

だから本当にうたのお兄さんにでもなったかのように、娘の気分を上げないといけない……のかもしれない。

 

変な病気になりそう。

 

でも必要ならやります。ではでは。

 

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次の車を軽自動車にするか6人乗りの大型車にするか迷う話

家族が増えるとんぼである、ごきげんよう。

 

3月に第3子を予定しているために、車が狭くなりそう。ちょっと微妙でね。だって高いんだもん。

 

◆家族の紹介

六人のり!? 

うちは今4人家族で、田舎なもんで車は2台持ち。どちらも普通車で税金34500円なり。

 

買って11年と6年の車だから、11年の方はそろそろ買い換えてもいい時期ではある。

 

そんな中、妻から提案があった。

 

次の車を購入するなら6人乗りの車を買った方がいいのではないか??との案。

 

年に1~2度、親戚のイベントがあるために義母も一緒に移動するし、赤ちゃんも生まれるから6人乗りが必要だ。

 

今の車でも5人は全然余裕。でも赤ちゃんがきたらチャイルドシートが必要だし、娘が12歳になると今の車に6人は法的にもアウトになる。

 

色々考えると、確かに親戚の集まり時に6人乗れないのは困る。

 

車を購入するなら、義母が金利ゼロでお金を貸してくれるそう。キャッシュで買えるなら非常にお金が浮く。

 

……でもさ、6人以上乗れる車は高いじゃないか。

 

今でも5人パンパンで車に乗ることなんてほとんどない。本当にイベントの時だけ。すごく機会が少ない。

 

何より次は送迎用に軽自動車を買うつもりだったのだ。

 

軽と6人乗りでは、車両価格だけで150万以上差が出る(とんぼ調べ)。税金も10年で20万円以上違うし、車検も金がかかるし、燃費も悪い。

 

200万くらい差が出るんだぞ?

 

そこまでして本当にでかい車買う必要ある?

 

6人で移動したいなら2台持ってけばいいんじゃないか?

 

節約の鬼と化した私としては、高い車は買いたくない。6人で乗る機会なんてほとんどないのに200万上乗せはキツすぎる。

 

そう妻に話してみたが、絶対に必要だと却下される。それにこれは妻の提案というよりは、妻と義母の提案であった。

 

赤ちゃんも来るんだから大きい車があった方がいい。

 

それが私抜きで既に決められた結論だったのである。

名案を閃く

うーん。にしてももったいない。

 

最悪、6人で移動する時は私だけ参加しなくてもいい。近場なら歩いていくし。

 

などと色々と提案してもすべて却下される。田舎だから、 2台で行くと迷惑なこともあるんだと。それは確かにそうだ。

 

ただ何度も書くけど、200万だよ200万。

 

調べてみたら、大学(国立)の学費のほとんどを払えてしまう額なのだ。

国立大学の『学費』は「約243万円」、公立大学の『学費』は「約255万円」

大学の学費はいくら?受験料、入学料、授業料を分野別に解説&【FP監修】資金を確保する方法【高校生なう】より

 

軽自動車の代わりにでかい車を買うことで、息子の大学費用の80%以上が消えると考えてごらんなさい。

 

本当にそれでも6人乗りが必要かね!!???

 

これは絶対に許容できないと思いまして、考えに考えた結果一つ閃いた。

 

 

レンタカーよくないか?

 

 

ほら、どうせ6人で乗ることなんてほとんどないし、6人乗りが必要なイベントがあると事前にわかってるならレンタカーを借りればいい。

 

調べてみると、6時間ほどレンタルしても保険料やら色々込みで1万円前後で済む。年に 2回レンタルするとして、10年で20万円で済む。年3回でも30万。

 

めっちゃ浮くじゃん。

 

送迎用には最安の軽自動車を買って、必要な時だけレンタカーを借りる。イベント時は多少面倒にはなるが、それだけで150万ほど浮くなら多少のめんどくささは許容してもいい。

 

素晴らしい案じゃなかろうか。

原付買ってもいいのだが

田舎だから絶対に車は必須だが、維持費が馬鹿にならない。

 

車で格好つけたかった20代と違い、もはや私に普通車はいらない。移動と送迎さえできるならなんでもいいのだ。正直言って車に興味もない。

 

妻は職場が遠いから車が必要だし、私も送迎あるし買い物もするしで2台は必須。これは仕方がないので、2台持ちつつなんとか削減したい。

 

送迎以外で私が一人で出かける時用に原付買ってもいいのだが……燃費がいいとはいえ、逆に高くつく可能性もある。要検討。

 

まぁまぁ、とりあえずレンタカー作戦で妻と義母を説得してみよう。

 

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疲れすぎて、まどマギのさやかちゃん状態になってる話

寝られなかったとんぼである、ごきげんよう。

 

今日は早く寝たいのでブログはちゃちゃっと終わらせたい。

 

◆家族の紹介

最悪だった昨夜

昨夜はストレスがピークに達し、娘が寝付いたあとに何とかベッドから抜け出した。

 

良かった。くっつかなくても寝てくれた。嬉しい。

 

私と娘しか家にいない。静かな部屋でうさぎを触りながらだらだら過ごす。明日になってほしくないもんだから2時ごろに就寝。

 

疲れ切っているのですぐに寝た。

 

……

 

寝てたら、突然お腹に足が降ってきた。

 

ごふっ。

 

暗いのでどういう形だったのかわからないが、とにかく寝ている私のお腹に足が降ってきた。

 

うううう……と苦しみながらも、疲れ切っているのでそのまま寝て。

 

そこから娘は定期的に起きてくっついてくるようになった。

 

自業自得とはいえ、私の少ない睡眠時間はずっとこんな感じになるのかとうんざりして。

 

それから数十分毎に、胸に肘打ちが飛んでくる。グッグッグッグと何度も何度も肘打ちされて目を覚まし、しばらくガードすると止まる。

 

止まったので寝ると、また時間をおいて肘打ちが飛んでくる。

 

イライラする元気もない。肘打ちで起こされて痛いなぁと思いながら寝るを繰り返し、気づいたら朝になっていた。

 

きつかったなー。

さやかとんぼ

娘との二人暮らしは、私が言い出したこと。妊婦の妻のお腹が蹴られる可能性があるから、妻(と息子)は実家で寝た方がいいと提案した。

 

私が言ったことだしベストだと確信している。これ以外に妻のお腹を確実に守る方法がないから続ける。

 

でも心の弱さが出てしまうんだ。

 

対応が難しい娘と私は二人きりで過ごしている。昨日は蹴られて食事を投げられている。それでも何とかプラスになるように頑張っている。

 

その時間、妻と息子と義母は、実家で3人で仲良く和気あいあいと過ごしてる。テレビ見ながらのほほんとご飯でも食べているのでしょう。

 

"重度の障がいを持つ娘"という厳しい現実を私に押し付け、娘がいない世界線を楽しんでいるんだろうな。

 

血も繋がっていない私が、娘の面倒を一人で見ているというのに。

 

 

……我ながら、愚痴にしてもやばい思考だとわかっているぞ。

 

孤独は人を狂わせるいい見本じゃないか。正直なところ孤独感は強く、頼れるものはない。

 

とはいえ、心のモヤモヤを言語化するとこういうことってだけだ。

 

一人で娘の面倒を見ることが我々家族の最適解だとわかっている。何度も書いているが、私が言い出したことなのだ。

 

自分で言い出したくせにソウルジェムが濁っているまどマギのさやかちゃん状態である。

 

……ちなみにさやかちゃんとは、自分が人間じゃなくなる代わりに好きな男の子の怪我を治す願いを叶えた女の子。

 

さやかちゃんは別に恩を売るつもりはなかった。ただ好きな男の子の元気な姿をまた見たかっただけだ。

 

しかし、自分を犠牲にして怪我が治った男の子が、なんと別の女の子と付き合い始めたのである。そこからさやかちゃんの心は濁り始める。

 

自分からそれでいいと決めたはずなのに、もはや人として生きていくこともできず、好きな男の子の幸せを願うこともできず、心が濁りすぎて魔女になり、死ぬ。

 

おしまい。

 

このままいけば私も魔女になれるかね?魔男?

大した話じゃないが

要はストレスが凄すぎて参っているだけだ。まともな思考ができていない。ストレスさえ軽減させれば理性的な考えもできるだろう。

 

娘と二人きりで過ごす時間は、思ってた以上のダメージを与える。私一人だけ損をしている感覚も少なからずダメージがある。

 

しかしそうではない。

 

妻は妊婦なのに平日にフルで働いている。息子の宿題も喧嘩しながら毎日見てくれている。

 

義母も朝は息子を送迎し、その後に娘も送迎してくれてる。そもそも一人暮らしだったのだ。子供&孫と同居生活はそれこそとんでもないストレスだろう。

 

私一人だけが頑張っているという考えが、客観的に見ても完全なる勘違いである。

 

……ただただ疲れている。

 

とにかく眠れ。赤ちゃんが生まれるまでの数ヶ月間、回復にのみ力を費やしてもいいくらい。

 

今も娘に「うんちを洗おうか」と声をかけただけで叩かれまくってピキピキくる。

 

とにかく早く寝よう。さらばじゃ。

 

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娘と過ごすストレスで体が動かなくなってきた話

だるいだるいとんぼである、ごきげんよう。

 

これはまずいな。明らかにストレス過多で、体にまで影響が出てきている。

 

参ったぞ。

 

◆家族の紹介

娘と過ごす時間が長すぎる

妻と息子は実家に返して、娘と二人きりの生活も2週間近く経過。

 

努力の甲斐もあり、だんだんと娘との関係性が良好になっていく。それに反比例するかのように、私の体からどんどんと力が奪われていった。

 

まず夜がすごいストレスだったように思う。

 

20時過ぎから8時まで、12時間近くベッドに拘束されるのがマジで嫌だった。一日が12時間になるのが死ぬほど苦痛。

 

20時になったら一日が終わるのかっていう、もうこれ以上何もできないのかと。

 

しかも娘の寝つきも悪い。何度も布団を蹴り飛ばして、一緒に寝てはキック連打。夜間もぴたーっとくっつく日が多くて寝てるのか寝てないのかもわからん。

 

というか寝るのが早すぎて、たくさん寝たなーと思ってもまだ3時とか。ぼけーっとしてもまだ4時、もう一回寝てもまだ6時前。

 

深夜に何度も目を覚ましすぐには寝られないからか、起きる時間が一番眠かったりする。

 

夜が長すぎるんだよ。

 

でも娘はてんかんもあり疲労もあるし子供だしで、11時間くらいは寝ないとスッキリしないようだから付き合っている。

 

布団かぶってスマホでも見ようとしたら、その動きを察知して起き出して蹴ってくる。余計なことはしないに限る。

 

夜だけがきつかったのだが、今週は一緒にいすぎた。

 

木曜日は休みだったので朝から晩まで一緒。娘も体調が悪く攻撃が増えてきた。

 

金曜日は早退で夕方から一緒。娘を迎えたら一日が終わるんだから嫌になる。

 

土曜日は少し離れられたが、日曜日はいろいろあって朝から夜までずーっと二人きり。

 

というかもう、体が動かんのよ。

 

びっくりするくらいに力が出ない。朝起きられない。

 

土日は学校も休みだし、娘が起きるなら私は起きたくない。ベッドに横になってた方が楽だ。

 

でも娘が起きると言い出したからスルーしてたら、動けない私の顔を引っ掻いて。二日連続だよ。土日続けて朝に引っ掻かれている。

 

学校だったらそりゃ気合いいれて起きるよ。でもね、体が動かないんだよ。勘弁して欲しい。放っておいて欲しい。

 

昨日にてんかんが連発したせいか今日は荒れていて叩かれまくり。カレーも投げられるわ、目を離した隙に壁に鉛筆で穴を開けるわ、ことあるごとに怒って大暴れ。

 

それでも私は娘と二人きり。世界から隔絶されている気分である。

 

よほどメンタルやばいな。

山に行ったら

でもほら、体がすっごく重たいから。どう見てもメンタルなんだけど、どうしたもんかなーと思いまして。

 

夕方に何とか気合いをいれて、娘と山に行ってみた。

 

そしたらもう自然がキレイでねぇ。車から降りた瞬間に、あぁ、私が求めていたのはこれだとわかった。

 

誰もいない自然の中で、誰にも邪魔されずに一人でゆっくりする時間が必要だ。

 

山にいると体の重さもなくなって、娘と20分ほど軽く山道を歩いてスッキリ。そして家に帰ってくると体が重くなるという。

 

明日からは少し、自然との触れ合いを増やしたい。

 

はー、一筋縄ではいかないもんだね。

 

こんなに体が動かないのは数年ぶり。よっぽどやばい状況だと思われる。

 

たった2週間で心が壊れるくらいに頑張ったんだねぇ。年末ってことでイベント増し増しなのもあるかも。きっつ。

 

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療育とは何かを理解した話

Twitterを再開したとんぼである、ごきげんよう。

 

だいぶ前にちょろっと試してみたが思った以上に肌に合わなかった。今後は完全なるブログ更新通知用としてTwitterを使うことにします。

 

さて、娘の成長を考えてたら自然に療育にたどり着いた話。

 

◆家族の紹介

療育とは何か

「療育とは」でググって一番上に出てきた文言がこちら。

 

療育(発達支援)とは、障害のあるお子さまやその可能性のあるお子さまに対し、個々の発達の状態や障害特性に応じて、今の困りごとの解決と、将来の自立と社会参加を目指し支援をすることです。

療育(発達支援)とは何か - 意味と効果・早期療育の重要性 |LITALICOジュニア|より

 

障がい児の成長を促す支援が療育であると漠然と認識していたが、大きく間違ってはいないような。

 

最近娘のこだわりについて良く書いてる。

www.rabbitonbo.com

 

正直なところ、こだわりすらも療育によって改善できるものだと思っていた。

 

環境を整え、しっかりとした手順を踏んで対応すれば何でもできる。本当にそう思っていたし、それが療育だと認識していた。

 

それが違うってことなんだよね。

障がいを受容すること

こだわりって治らないんだなーと知って、娘がドアの開け閉めに異常なほどのこだわりを見せても受け入れられるようになった。

 

拒絶反応が強いものは無理強いしない。成長すれば自然にできるようになるかもしれない。できないものはできないと、受け入れる。

 

それで娘との関係性も良好になってきたのはいい。ただ気になるじゃないか。

 

嫌がることはすべて”できないもの”として受け入れた方がいいのか?

 

最初、やりたがらないもの・嫌がるものを素直に受け入れていた。これも娘のこだわりで変えられないのかと。

 

しかししばらくやってみると、どうも違う気がする。

 

娘が心の底から拒絶してる事柄は確かにありそうだ。それは認めよう。

 

ただ、そうじゃないものもあるよね?

 

できないわけじゃないけれど、やりたくないことというか。我々で言えば運動や勉強のようなことと書くとわかりやすいか。

 

うちの息子もYouTubeを見てる時に「宿題せえ」とか言っても絶対やらない。でも宿題に対して絶対にできないレベルの拒絶反応があるわけではない。

 

タイミングが悪い。環境が悪い。習慣になってない。ハードルが高すぎる……etc

 

悪条件が重なり、本来はできるはずなのに拒否が強いものがあるのだ。

 

何が言いたいかってえと、障がいもこだわりも受容はするが、何もかも無条件に受容するとおかしなことになるのではないか?という問いである。

 

しっかり切り分けて考えないといけない。

これぞ療育である

できないことは受け入れつつ、できることは環境や声かけを工夫して伸ばせるように働きかける。

 

これがベターな案ではないか。

 

社会と繋がって生きていくのが人間だし、娘は普通よりも手厚いサポートが必要だ。

 

少なからず娘が努力して歩み寄ってもらうことは娘にとってもプラスになるし、サポートする側の負担軽減にも繋がる。

 

できないことは認めつつ、できることは自分のペースで伸ばしていった方がいい。無理強いはしない。ちゃんと娘が気持ちよく取り組めるように最大限配慮する。

 

最初は面倒かもしれないが、巡り巡って君の人生を豊かにするはずだ。

 

……

 

あれ?これって療育そのものじゃないか??

 

冒頭で書いた通り、何でも伸ばせるのが療育だと思っていたがそうじゃないんだ。

 

大前提として、その子の特性を理解し、治せないものは治せないと受け入れるのが先。

 

そして本人がストレスを感じない・気が散らない環境を作り上げた上で、本人に必要な行動で改善できそうなことを戦略を練って少しずつ学んでもらう。

 

もちろん最初からすべて上手くいくことはない。本人のレベルにも合わせないといけないし、環境づくりと一口に言っても簡単なことではない。

 

個々の発達の状態や障害特性に応じて、

 

これかぁ。これが超大事だったんだね。

 

あー、すっごい腑に落ちた。わかってたようで全然わかってなかったね。

ハードルを下げて取り組もう

今後は、娘のこだわりを受容し続け、「これだけならやってもいいかな」と思えるような低いハードルから何か手をつけてもらおうかと考えている。

 

少しずつ自信も出てきて、自力でできることが一つでも増えたら嬉しいね。

 

今思えばちょっと無理があるトレーニングも多くさせていた。親の期待が大きすぎた感がある。申し訳ない。

 

親が育てたいように育てるのではなく、娘の特性を受容し娘の特性に合わせて育てる。

 

療育ってのはそういうことかー!!と一人で驚いてた。

 

とりあえずは以前より理解が増したってことで終わりにする。

 

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うんちをした娘と風呂場に閉じ込められる話

疲れ切っているとんぼである、ごきげんよう。

 

疲れの理由としては、家族のイベントが多いからだろう。娘と二人暮らしだし、息子の喘息の病院やら運動会もあり、長距離の送迎、そんで今日は娘のイベント。

 

目が半分しか開かなくなってきたってのに、娘と地味なトラブル。

 

◆家族の紹介

うんちをした娘と

今日は諸事情あり、娘をデイにお迎えにいった。いつもはデイの送迎で家に帰ってくるから、流れが違うと娘の様子も全然違う。

 

帰宅して何とかお風呂に入ってくれたはいいのだが、風呂後にすぐオムツにうんちをしまして。

 

娘をオムツ一枚にして風呂場に誘導。お尻拭きと汚物入れの袋を用意し、風呂のドアの外にセッティングして準備万端。

 

よーし!じゃあうんちを洗うぞー!!と私も風呂場に入ったら、娘がドアを閉めやがった。

風呂場から出られない

だからどうしたの??と思われるかもしれない。違うんだ。

 

いつもなら、風呂場のドアは開けっぱなしでオムツを外しておしりをふいて……それからドアを閉めてお尻を洗うんだ。

 

ドアの向こうにお尻拭きがあるのに、ドア閉められたら取れないじゃないか。

 

しかも娘はドアの開閉に死ぬほどこだわりがある。絶対に譲らないやつ。娘がドアを閉めたら絶対に開けてはいけない。

 

つまり、オムツにうんちパンパンの娘と風呂場に閉じ込められたのである。

 

通常時の娘なら、絶対にこのタイミングでドアを閉めることはない。今日はイレギュラーの動きだったためか、娘の動きも違ってしまったのだろう。

 

とはいえねぇ。

 

なんなんだこの時間は?となるじゃないか。

 

娘のお尻を洗いたいから風呂場にいるのに、お尻拭きがなければ何も始められない。オムツを脱ぐことすらできない。

 

だから説明しました。

 

「おしり拭きがあるから、ドアあけていい?」

 

……覚悟はしていたが、めっちゃ叩かれる。バコバコバコバコ叩かれまくる。

 

「いや、あのね。うんちしてるでしょ?ドアの外にお尻拭きあるんだよー」

 

 

バコバコバコバコ。

 

 

「そうだ!!袋取るの忘れてた(ウソ)、ちょっと待っててね」

 

 

バコバコバコバコ。

 

 

「あれ??外でパパの携帯鳴ってない?(ウソ)」

 

 

バコバコバコバコ。

 

 

 

……

 

 

一体どうすりゃ私を風呂場からだしてくれるの?

 

絶対にドアを開けさせないと監視をしてくる娘。

 

怒らせて無理やりドアを開けるのは避けたい。しかし娘が現状を理解しているか怪しく、どんな声かけも無意味であった。

 

はぁ……どうすっかなーと佇んでいたら、やっぱり娘は叩いてきて。

 

仕方がないので手の平で攻撃を受けて、パチパチパチパチと音を鳴らすようにしてた。

 

すると最初は怒った顔で叩いていた娘も、音を鳴らしてるのが楽しくなってきたようだ。娘がどんどんノってきた。

 

少し笑顔も見えたので、その隙を狙ってドアを開けてみた。

 

やっぱり怒って叩いてきたけど、それも手のひらで受けてパチパチパチパチと音を鳴らしてたらやっぱりそれも楽しかったようで。

 

それから5分以上はパチパチしてただろうか。何とか落ち着いて、うんちを洗わせてくれた。

 

しんどかった。

期待してはいけない

昨今の娘に対する私の声かけは、手前味噌ながら神がかっている。娘との仲が急速に良くなっているし、娘からの信頼感が芽生えているのを感じる。

 

嬉しいねぇ。こうやって共に成長していくんだねぇ。

 

とか思ってたら、今回のようにぶっ叩かれまくる。

 

昨日は運転中に、いきなり後ろからキックされた。運転席と助手席の間を縫って、蹴ってきやがった。

 

過剰な期待をしてはいけないよね。期待すればするほどに攻撃された時の精神的ダメージも増す。

 

あー疲れた。

 

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娘の顔を見にきた妻、叩かれまくって涙目になる話

娘の対応は意外と難しいんだよと主張したいとんぼである、ごきげんよう。

 

私はすでに疲労困憊で体が重くなりつつあるが、それはつまり娘の対応を頑張っているということ。娘の機嫌はすこぶるいい。

 

ただこれは、全力で娘に合わせて動いてるからであって……

 

◆家族の紹介

夜の妻と娘

今の我が家は、家族バラバラの別居中。詳しくはこちらをどうぞ。

www.rabbitonbo.com

 

夕方に娘が帰ってきて、私と二人で風呂に入ってご飯食べてなどなど、やるべきことを終わらせて二人で寝る。

 

ただやっぱり、妻と娘には切っても切り離せない絆があるはずだ。短時間でもいいから一度は顔を合わせた方がいいから、夜に一度妻がきてくれる。

 

昨日も昨日で、妻は顔を見に来てくれた。

 

最初は「ママー!!」と大喜びの娘で、妻と抱き合ってとてもとても喜んでいた。

 

短時間でもこの時間は必要だと再認識。

 

よしよしと思ってたら、娘がタオルを手渡そうとしてね。渡したい相手は私。「パパー」と言いながら、タオルを渡す動作。

 

ちょうど私と娘の間に妻がおりまして、妻がタオルをとった。

 

……ここだ。

 

渡したい相手が違ったからか、ニコニコ穏やかだった娘の目つきが一瞬でクワッとなり、腕を振りかぶって妻を叩き出した。本気も本気の攻撃。

 

こわっ。

 

最近一緒に過ごしてて、ここまで怒る姿を見るのは久しぶり。かなりご機嫌な一週間だったから、こうも豹変するとは思わず。

 

それから娘の爪切りをする妻に体当たりしたり、キックしたり、他にも細かいところで攻撃しまくり。

 

娘の体を強制的に止めないといけないくらいの暴れっぷり。

 

見る限り、妻がまだ娘に適応していない。叩かれた妻は嫌な顔するし、何でこんなことされないといけないの??と怒りも表に出して文句もいい、全部娘は聞いている。

 

おそらく娘は、これまで当たり前だった"自分が理解されない状況"を思い出したのかもしれない。面白いくらいに妻が来て人が変わった。

 

対応でこんなに変わるんだから、そりゃもう頑張らないといけないじゃないか。

 

最初は納得いかないかもしれないが、娘のすべてを受け入れないと先がない。そしてご機嫌の娘は、今までよりも何もかもスムーズにやってくれている事実がある。

 

信用を勝ち取るのが我々がまずやるべきことなのは間違いない。

 

といった話をオブラートに包んで妻にするんだけども。相当にショックだったようだ。

妻、涙目になる

せっかく娘の顔を見に、わざわざ寝る前に来てるのにちょっとしたことで叩かれて体当たりされて、とても酷い仕打ちなのは間違いない。

 

おそらく私とは仲が良さげなのに、妻にだけ当たりがきついのもくるものがあるのだろう。たかが数十分の間に、妻は大きく精神的ダメージを受けていた。

 

涙目でというか、泣きながら「もう夜は来ないよ」と言いながら帰ろうとするから、フォローせざるをえないじゃないか。

 

フォローフォローで妻を慰めて、何とか娘とも仲直りして、笑顔で帰ってくれた。

 

安心した。妻が来て多少は吐き出さないと私もきついぞ。

私一人だけ変わっても

つい最近の話だけれど、家族四人で過ごしていた夜を思い出したよ。

 

家族のフォローして夜が終わる感じ。

 

妻と息子が喧嘩して二人をフォローして。息子と娘が喧嘩して二人をフォローして。妻と娘が喧嘩して二人をフォローして。

 

抱えきれなくなって私もパンクするのがとんぼ一家の形。

 

今は娘と二人で過ごしてるから娘にいい感じの対応できてるが、妻が少し対応を誤っただけでぐっだぐだ。

 

娘は怒りやすくなってストレス爆発し、妻も引っ張られてストレス爆発。

 

妻が悪いわけじゃない。実際娘の対応はむずい。仕事もしてて妊婦で疲れている妻には荷が重いだけだ。

 

これに息子も加わるわけだから、そりゃ家族円満は無理だよなーと痛感する。難しすぎる。

 

逆に言えば、今は一対一で難易度の高い娘を分析する絶好の機会とも言える。

 

四人で住んでいた頃はくっちゃくちゃで娘対策は適当にしかできなかったが、たった一週間二人で過ごしただけで大きく理解が進んだ。

 

娘が嫌がることも、やりたいこともおおよそ把握した。イレギュラーさえなければ、今後私と娘が大きくぶつかることはないだろう。

 

娘と共存できる存在として馴染んでいけば、妻や息子はもちろん、赤ちゃんが産まれても上手く皆の関係性をフォローできる人になれるかもしれん。

 

一気に四人家族はちょっと無理だったな。二人家族から一人ずつ増やしていった方がいいわ。課題が多すぎる、無理ゲーである。

 

そう考えると、ステップファミリーのハードルって相当高いのかもしれない。

 

おわり。

 

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娘の障がいを受け入れても、特性を受け入れないと意味がない話

普通とは違う流れの受容をしているとんぼである、ごきげんよう。

 

一般的に、子供が障がいを持って生まれたり、何かしらの障がいがあると診断されると親は苦悩するらしい。

 

苦悩して受容していく過程があるというのだが、私にはなかったんだよねこれ。

 

◆家族の紹介

障がいを受け入れるってなんだろう

娘が生まれた時、全然笑わないし無表情だし怒ったら反り返るし、ハイハイも遅ければ歩くのも遅いし喋らないし、明らかにおかしかったと妻はいう。

 

そして案の定、発達障がいと指摘されたそうで、やっぱりな……という感じですっと受け入れたらしい。

 

おそらく診断された時にはすでに葛藤するまでもなく、受け入れざるを得ない状態だったんだろう。

 

そして二人目を産んだばかりの妻と出会った私は結婚に至るわけだが、付き合う前から子供が障がいを持っていることは知っていた。

 

障がいは治らないものという認識もあったし、生みの親である妻が障がい児だというんだから、そりゃそうなんだろうと普通に受け入れた。

 

初めて写真を見た時も、初めて会った時も、初めて一緒に遊びにいった時も、私の中で娘は障がい児だった。

 

それを否定したことはない。娘は障がいなんてない、これは治せるもんだ!!って一ミリも思ったことない。

 

血が繋がってないから、他人事感も少なからずあったのかもしれない。そりゃ今は家族だと思ってるけど、結婚当初はたまに顔を合わせる子供でしかなかった。

 

正直、障がいがどうとか考える余裕もない。信頼関係がない子供たち二人との共同生活に馴染むのに必死だったのもあり。

 

それにしても、娘の障がいをしっかりと受け入れていると思っていたのだが。

障がいを受け入れても

でまぁもうすぐ結婚して6年目になる今、娘のこだわりを全然受け入れてないなと気づきつづある。

 

ドアの開閉にこだわるのも全然受け入れてこなかったし、歯磨きをこちらのタイミングでやらないのも、何事も片付けないと気が済まないのも。

 

本当に今までよくもまぁこんなに受け入れなかったなってくらいに受け入れなかった。

 

娘が他者と共存できるレベルの最低限の自立さえしてくれたら……というのが我々夫婦の願いだったのもあるが……

 

こだわりを修正できると思い込んでいたし、こだわりを一般的な習慣と勘違いしてたのもある。声かけで変わってくれると期待してたのもある。

 

とにかく変えられないことを受け入れられずこれまでやってきた。

 

片手落ちだ。障がいを受け入れても、娘の行動やこだわりを受け入れなかったらほとんど意味ない。

 

障がいがあるのはわかったから、これは直そうね。

障がいがあるのは知ってるよ、でもここは直そうね。

障がいがあるとはいえ、このこだわりだけは直そうね。

 

これで障がいを受け入れているって言えるかね??

 

うーむ。過去に専門家とも色々話してきて娘に困っていることを話したことはあったが、共感された覚えしかないのが気になる。

 

親を責めないことが前提だったのだろうか。お前ら全然受容ができていないと、ビシッと一喝してくれたらよかったのに。

 

いや?もしかしたら言われたことがあったのにスルーしてきたのかな?自分で気づくのが大事だったんかな?

 

確かに他人から言われて娘の行動を受け入れられたかと考えると、微妙である。

退化を許容せよ

ということで娘の行動を受け入れる生活を続けているんだけども……

 

最近思ったのは、今まで娘はレベルに合わない生活を無理強いさせられていたってことだ。

 

だから娘に合わせて生活していくと、今までできていた(やらせていた)ことができなくなっていくことがある。

 

これ、結構つらいものがある。せっかくできるようになってたのに。もったいない。

 

でも無理に背伸びさせずとも、成長すれば勝手にやったりするんだろう。機嫌が良さそうな時に、少し「自分でやってみる?」と声かけて様子を見てもいいかもしれん。

 

とにかく無理強いせず、子供は子供のペースで勝手に成長すると信じよう。

 

逆に何でも許容していると、今まで拒否が強かったのものも笑顔でやってくれるようになったりしてる。

 

今朝なんて、信じられないくらいのご機嫌だったから悪くない方向に進んでいるように見えるが……

 

娘のありのままを受け入れることで、他者との共存という目標が達成できるかは正直微妙なところ。

 

それこそ心配しても意味がないってやつか。

 

娘の障がいを自然に受容できてる自信があったが、その人そのものを受け入れることが今の課題かもしれん。娘に限った話じゃなさそ。

 

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娘の暴力は家族の無知による二次障がいと考えざるをえない話

察してしまったとんぼである、ごきげんよう。

 

今となっては娘=暴力となってしまったが、最近二人暮らしをして一つの答えを得る。

 

誰も言わないけど、これ二次障がいだろう。

 

◆家族の紹介

娘の暴力は何のせい?

娘の暴力が出始めたのは6歳になってから。5歳でてんかんが悪化して、薬が増えて、薬を調整するたびに暴力が出るようになった。

 

特に酷かったのがエクセグランといった薬や、イーケプラを追加したとき。人が変わったかのように攻撃的になり、奇声をあげることも増えた。

 

担当医の話では、薬によって人格が変わった例をいくつも見ているとのこと。抗てんかん薬は脳に作用する薬がメイン。人格が変わっても別におかしな話ではない。

 

娘はてんかんによる体調不良もある。抗てんかん薬の副作用もある。もちろん本人の特性もあるし成長もある。

 

さまざまな要因が複雑に絡み合ってはいるものの、暴力的な行為は薬の影響がもっとも大きい。

 

そう思っていた。

 

しかし娘と二人暮らしをして、娘のこだわりを受け入て、娘にすべてを合わせて生活していると気づくことがある。

 

娘の暴力って二次障がいそのものじゃないかと。

 

確かに最初の暴力は薬の副作用によるイライラが原因だったかもしれん。

 

でも我々家族は娘の特性に合わせて生活してこなかった。娘に最大限合わせることはなく、公平に家族の一員として扱っていた。

 

直すべきところは直せ。人が嫌がることはするな。暴力はもってのほかである。

 

我々にとっては至極当然の、社会で生活していく上で最低限のことを身につけてもらおうと頑張ってきた。実際に身につけられたことも多い。

 

しかし、我々目線の最低限のことすら娘にとっては相当な苦痛を伴って実行しているのでは?日々の生活が、とんでもない苦痛にまみれているのでは?

 

自宅では常に緊張とストレスに苛まれ、それを表現する手段として暴力が常態化してしまった説。

 

つまりは周りが理解に乏しい劣悪な環境により発現した、二次障がいではないか。

 

暴力が常態化した今ですら、ストレスが溢れ出るようなことがなければ娘が暴力に走ることはない。最近は日中に攻撃受けてない。

 

お風呂も歯磨きも薬も、娘が自分からやってもいいとアピールするまで、ひたすら待っている。待って待って待っている。

 

焦らなくても心配しなくても、やりたくないことを強制されない環境を作ろうと努力している。

 

そうすると、怒らない。叩かない。自分のタイミングで素直にやってくれたりする。

 

うーむ。

 

暴力を矯正するというより、いつか娘が心から人を信頼できた時に、わざわざ暴力に訴える必要がなくなるんじゃないか??と。

 

アドラーっぽい。

生活は誰に合わせているの?

何でこんなことを書いてるかと言えば、こちらの本を読んだから。まだ途中だが。

 


立石流 子どもも親も幸せになる 発達障害の子の育て方

 

子供が発達障がい+知的障がい+自閉症という、我が娘とそっくりな子供と過ごして色々と学んだお母さんが書いている本。(そういえば我が娘も自閉症スペクトラムである)

 

様々な療育施設を利用すると、それぞれに大きな違いがあったと書いてある。

 

このお子さんは、スーパーのトイレにあるジェットタオル(強い風が出る機械)の大きな音がすっごい苦手なんだって。

 

ある療育施設では、嫌なジェットタオルの音をとにかく経験させて克服させる手法を取るそうな。自宅にもジェットタオルを導入する徹底っぷり。

 

それで乗り越えられる子も中にはいるらしい。スパルタですね。

 

でも著者の子供はどうやっても無理で、別の療育施設にいくと逆に注意されたという。

 

ジェットタオルなんてなくても生活は困らないし、こんなん無理矢理聞かせていたら将来的に二次障がいなる。他人がジェットタオルを使う環境が無理なら、人がいない障がい者用トイレを使えばいいと。

 

……この話にびびっときまして。

 

ブオオオオオ!という音だから嫌悪感がイメージしやすいけれど、障がい児にとってはこれと同等の嫌なことが生活にちりばめられているのだ。

 

うちの娘で言えば、ドアの開閉がそう。我々から見たら大したことない。こんなん嫌がる意味もわからん。理解もできん。だから軽視してしまう。

 

でも娘にとってはダメなんだ。嫌で嫌でたまらないのだ。

 

それなのに家族は当たり前のようにドアを開閉する。怒ったら怒るなとプレッシャーをかけられる。

 

こんなん続いたらそりゃ二次障がいになるよなって。

 

一般的とは言い難いこだわりがあるから、せめて最低限社会と調和した生活ができるようにと、無理解に矯正してしまうのは自然なコースとも言えるが……

 

恥ずかしながら、うちがそうなんだ。娘が嫌がることも手を替え品を替え、何とかいろんな戦略を練って最終的にはやってもらうのがうちのやり方。

 

今までは注意しまくっていたしね。

 

目の前でドアを開けるだけで体当たりしてくる娘に、こんなことで怒らないでと注意もするし。息子の勉強の邪魔をしたら注意するし。座ってる息子の頭を叩いたら注意する。

 

しかし娘は大切な何かが奪われたから怒っている。奪い返す方法がわからないから、攻撃するしかない。そして誰にも理解されない。

 

家族が理解してくれないんだから暴力が悪化して当然。娘に合わせるのではなく、家族に合わせた生活を送らされていたのだ。本当に申し訳ない。

 

結論として、我々が悪い。

 

ちなみに、学校もデイも担当医もケアマネも、誰からも二次障がいだなんて言われたことない。

 

二次障がいという言葉に親を責めるニュアンスも含まれているから、簡単に口にしていいものでもないのかもしれん。

 

どちらにせよ、我々のやり方は良くなかったよね。抗てんかん薬やてんかんの影響がゼロとは言わんけどさ。

成長を気長に待て

でもほら、別に新しいことに挑戦させるのはいいじゃないか。

 

親や家族の都合で、子供の成長スケジュールを勝手に決めてしまうからおかしくなるんであって、本人が嫌がらない分野はどんどんさせたらいい。

 

嫌がることも、タイミング次第でやってくれることもある。

 

実際めんどくさいよ。サポートするのは親だし、娘に合わせて生活してたら二度手間三度手間も増える。

 

それでも、娘がもっとも気持ちよく行動できるタイミングにこちらが合わせることで快くやってくれることも多い。

 

娘は変えられないが、変えられることは山ほどある。こちらの考え方、対応、声かけ、娘の周りの環境などなど、あらゆる条件を娘に合わせて変えられる。

 

こうして娘が安心して生活できたら、ストレスも減って緊張も減って、心に余裕ができた分で新しいことに挑戦したくなるかもしれない。

 

ストレスフリーの環境ですくすくと成長して、気づいたら特定のこだわりが綺麗さっぱり消えているかもしれない。

 

というわけで、娘という存在を最大限に尊重していきましょうというありきたりな結論で終わりにする。

 

……障がいは受け入れられたけど日常的なこだわりは受け入れられてなかったという、何とも詰めの甘い話であるな。

 

娘に弟がいたのが多分一番大きいかな。何もかも娘に合わせるやり方は、弟から見れば不公平以外の何物でもないじゃないか。

 

息子に責任の一端を背負わせ、それを埋め合わせする勇気がなかった。情けない話である。

 

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深夜に背中に連続キックされて、怒りが溜まりつつある話

何とか夜を乗り越えたとんぼである、ごきげんよう。

 

笑って許せるのも限度があるなーとひしひしと感じる今日この頃である。

 

やり方が悪かったんだろうが、夜はなぁ。

 

◆家族の紹介

相変わらずの娘と

日中は比較的娘の機嫌は良く、叩かれることも押されることも、もちろん蹴られることもほぼゼロになった。

 

だが夜間はやっぱり不安そう。くっつかないと寝てくれないし、同じ布団でないと寝てくれない。

 

そして私は夜尿症である。頻尿野郎なので、夜に2~3度はトイレにいくの。

 

隣にいる娘にとてもとても気を遣って、そろーりそろーりと起きて、それでもやっぱり娘は起きてしまうからトイレにいくと伝えて、一応は納得してくれる。

 

暴れたら大変じゃないか。寝かしつけが大変なのだ。布団をひっぺがしたり、位置を調整したり、また私の布団に入ってきたりで全然寝ないんだよ。

 

絶対に覚醒させてはいけないと慎重に慎重に声かけして、トイレに。すっごい気疲れするよ。

 

さて、トイレも終わって手も洗って濡れた手で娘が怒らないようにしっかり手もふいて、ベッドに戻る。

 

娘は動かないので、そろーりと娘の布団に潜り込むじゃないか。だって一緒の布団で寝たいっていうし、それまで一緒の布団で寝てたし。

 

それなのに布団に潜り込んだ瞬間に、キックの雨が降り注ぐ。

 

ドドドドドドと横っ腹を蹴られて背中を蹴られて、とにかく蹴られて蹴られて蹴られまくりでベッドの端まで追いやられて、最終的にベッドから蹴り落とされた。

 

 

……

 

 

いくら何でもクソ野郎すぎる!!

 

 

 

私だって別に一緒の布団で眠りたくないっての!!同じ布団でぴったりくっつかないと寝られないっていうから従ってるのに、何このクソ対応。ひどすぎない??

 

むかつくむかつくと思いながらも、ストレスホルモンが出て私が眠れなくなったら意味がない。必死に深呼吸して心を沈める。

 

何かしら私の行動が、娘のこだわりに触れたのだ。やり方がまずかった。次から同じことがないように改善するのが生産的だ。

 

それに床で寝られるなら最高じゃないか。娘が一人で寝てくれるなら、こんなに寝やすいことはない。悪いことばかりではない。

 

ふーふーと床に寝っ転がりながらぐるぐる考えてたら(すでに寝られる精神状態じゃないが)、しばらくして娘がよびにきた。

 

とんとん、と私の肩を叩く。

 

「いっしょにねむりたいのー」

 

……

 

色々言いたいことはあるものの、何も言わない方が総合的に見ていいと判断。また同じ布団に入って寝た。

体が痛い

精神的なダメージも受けたが、体も普通にダメージを受けている。

 

正直キックはそうでもない。痛いけれど、妊婦でない私にとっては大したことないやつ。何発蹴られても内臓が破壊されることはないだろう。

 

ただくっついてるから、これがもう体がだるい。特に娘が腕を乗せてくる左腕が、だっるい。いやーなだるさが付きまとっている。

 

さらに娘との争いやら何やらで、ベッドの端っこも端っこで寝ることになった。少し右に動いたらベッドが落ちるくらいのギリギリ。

 

それが悪かったのか、腰の右側が痛い。腰が痛いんじゃ。

 

などなど、色々問題はあるけれど、次から同じことがないように対策をとっていきたい。

 

ぶあつい上着を着て寝たら腕の負担は軽減されるかも。寝るときは、娘側に最大限寄ってから寝始めるとか。トイレ帰りは別の布団で寝てみて反応をみるとか。

 

できることはまだまだありそうだ。イライラしてても何も解決しない。娘との夜はあと何ヶ月も続くので、PDCAサイクルを回して改善していきたい。

 

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深夜に娘からお腹を連続キックされた話

娘と二人で寝るとんぼである、ごきげんよう。

 

娘の攻撃は顔をひそめ、情緒は安定している。笑うし食べるし元気である。私との仲も良好で何とかうまく付き合っている。

 

が、夜だな。夜があれだわ。

 

◆家族の紹介

不安な娘

情緒的には安定し始めた娘だが、落ち着いたらてんかんが出始めた。逆にてんかんが出てきたから元気がなくなって攻撃が減った説もある。

 

昨日も発作が多くて、デイを早退してる。寝る前に発作もあって結局座薬を入れないといけなかった。

 

てんかんの予兆があるのか娘は不安なのだろう。寝る時にめちゃくちゃくっついてくる。

 

ビターっとくっついてくるんだよ。足をくっつけ、私の腕に腕を乗せ、私の布団に入ってくる。

 

せまい。

 

大人二人でも余裕のベッドなのに、娘がくっついてくるからめっちゃ狭い。腕に乗せた腕がなんとなく重くてだるい。

 

やだなぁやだなぁと思いながらも、娘と私は二人きり。

 

これまでは娘が落ち着いたら部屋を出て行った私だが、妻がいない今はそれもできないから。21時前に娘と一緒に寝るしかない。

 

だって動いたらすっげぇ怒るの。ちょっと腕を離しただけで足をバンバンあげて、声をあげて起き出して、上に乗っかってくる。

 

うーん、めんどくさい。不安なのはわかるがこれで寝るの??動いたらダメなの??

 

はいはいわかったわかった。じゃあもう寝返りも打たないよと、一切動かないことに決めた。

 

いや、娘がくっついてる体の左半分は動かさず、右半分だけ動かしてなんとかモソモソ動いたりしながら体勢を整えて寝た。

マッハキック

で、ど深夜にふと目が覚めまして。

 

やっぱり邪魔くさいわけよ。隣でくっついて寝るって、明らかに睡眠の質が下がっている。動きたいけど動けない感じ、窮屈だ。

 

ちょうど娘がいびきかいて寝てたから、これはいけると思いまして。

 

そーっと、そーっと、左半身を娘から離して………

 

 

いけるか!?

 

 

と思いきや、娘が覚醒した。

 

んなあああぁっぁあああ!!

 

などと声なき声をあげ、暗闇から足が飛んできた。

 

どどどどどどと、お腹を連続で蹴られる。

 

蹴って蹴って蹴って、ベッド端までキックで押し出される。

 

……

 

漫画みたいな連続キックしやがると思って、暗闇で一人で笑ってた。面白い動きするじゃないか。

 

妊婦の妻だったらやばかったなぁ。実家に避難させておいてよかったです。

 

ちなみに、キックで少し距離があいた私を引き戻すべく、頭と首をがっと掴んでグイグイと引き戻そうとするんだぞ。首絞められて殺されるかと思ったわ。

娘と寝るのは大変だ

これまで、寝かしつけから朝までずーっと娘の隣で寝たことがなかった。

 

たまに隣で寝ることはあったが、一時的だし毎日じゃない。毎日隣で寝るのは妻だったから、娘の隣で寝る苦労をしてきたのはずっと妻である。

 

くっついてきて大変だったとか、動けなくてつらかったといった話は何度か聞いてたが、これかと。んで動いたらマッハキックが飛んで来んのかと。

 

とんでもないわ。そりゃ隣で寝てたら睡眠不足になるわと、身をもって知りました。

 

とはいえ、浅い眠りながらも21時から8時ごろまで寝られた。なんだかんだで寝た。睡眠スコアがここ半年で1番よかった。

 

単純に睡眠時間が長いからだろう。寝づらくても、これくらい毎日寝てたら凄く元気になるんじゃないか。

 

お腹をバチクソ蹴られる価値はあるかもしれん。何も悪いことばかりじゃなさそうだ。

 

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家族全員で娘の療育をする必要あるが、息子が我慢しなきゃならん問題

娘と二人で過ごすとんぼである、ごきげんよう。

 

朝と、夕方から夜にかけて、ほぼずっと娘と二人きり。

 

今までは妻も息子も帰ってきての家族の時間が多かったのだが、別居してる今はそれもない。ある意味では娘に集中できる。

 

そうやって1週間が経過しようとする今、気づいてしまった。

 

娘の対応は、家族がいたら無理だ。

 

◆家族の紹介

娘と二人で過ごして

娘のこだわりは変えられませんと担当医から言われたのもあり、妻が妊婦でお腹が蹴られるリスクもあって別居を始めたのもあり、最近大きく考え方が変わった。

 

どちらかといえば、やっぱり担当医からの助言が大きかった。

www.rabbitonbo.com

 

娘のこだわりって変えられるもんじゃないのか!!と知って、ものすごいリフレーミングした。パラダイムシフトしたというの?

 

ピンとくる言葉が横文字ばっかでなんかダサいが、要は考え方が変わった。

 

これまでは、

 

自分の思い通りに攻撃をもって周りを動かそうとする、コミュニケーション能力の乏しい女の子

 

だと思ってた。

 

でも今は大きく変わって、

 

絶対に止められない頭がおかしくなりそうなこだわりが山ほどあって、それを邪魔されると居ても立ってもいられずに手が出てしまう女の子

 

になった。

 

でも社会では誰もが娘のこだわりにこだわってくれるわけじゃないから、少し頑張る必要がある。デイでも学校でもすっごい頑張っている。

 

だからせめて自宅では、娘が我慢せず心穏やかに過ごせる空間を作る。心身ともに休めたらまた外で頑張れる。

 

自宅とは、娘にとって安息の地だ。だから今は娘が安心して暮らせる空間を作ることに専念している。

 

娘が嫌がることは一切しない。娘がやりたいことは一切邪魔しない。娘の表情を見て、行動を見て、今この子は何がしたいのかを察して、その通りに動く。

 

娘が見ていないか確認してドアを開け、娘が一緒にいたら娘にドアを開けさせる。

 

娘に聞いてから電気のスイッチもいれるし、消す時も娘に聞く。聞かない方がいい時もあり、話しかけない方がいい時もあり、その都度様子を見て行動を決めてる。

 

娘が椅子に座るなと軽く押してきたらすぐにどくし、娘が絆創膏を貼ってほしいとアピールしてきたがなかったので小さな包帯を巻いてあげた。

 

ドライヤーもいつもと別の場所でやりたいと謎のアピールしてきたら素直に移動してる。トイレットペーパーを多く取りすぎても注意しない。仕上げ歯磨きを絶対にしないならやらない。

 

今回失敗しても、次はやってくれるはずだと信用する。

 

さすがに5年以上一緒に住んでるから、ほとんど喋らない娘でもやりたいこと・やりたくないことは9割以上わかる。

 

などなど、最大限娘に合わせて生活してる私の努力の効果があったかどうかはよくわからないが、最近の娘は非常に調子が良い。

 

笑うしよく喋るし、昨日は一度も叩かれていない。押されてもない。

 

親が先回りしすぎて、自分がやりたいことを先にやられたくない!!と娘が焦って走ってくることも多かったのだが(ハブラシを取るとか)、それもなくなった。

 

ずっと一対一だから、娘の考えてることが手に取るようにわかるのが大きいね。

 

外でもいい感じだそうだ。

 

妻が夜間に顔を見にくると喜ぶが、仕事にいくといっても特に執着もせず、すんなり私と二人で寝てくれる。

 

大きな期待はしてないし、私も疲れてきたからいつまで続けられるか微妙なところではあるが……

 

こうやって娘が安心して暮らせる自宅を保ち続けられるなら、もしかしたら娘の攻撃癖が落ち着くかもしれない。

 

でもこれ、妻と息子がいたら無理だよね。

家族では無理

当たり前っちゃあ当たり前ではあるが、人が増えると人間関係はどんどん難しくなっていく。1対1とは全然違うトラブルが起きる。

 

一番は娘の2歳下の弟。この息子は当たり前だが子供だから、自由に動く。あっち行ったりこっち行ったり、自由気ままに動く。

 

娘は隣に立っただけで怒る時もあるのに、目の前でぐるぐる回ったり寝っ転がったりする。私から見れば踏まれて当たり前である。

 

で、さまざまなきっかけで娘が攻撃したり、またはドアをバンバン叩いたりするよね。

 

次は妻が怒る。家を壊されるのはマイホームが夢だった妻の逆鱗に触れる。

 

怒った妻は娘にも注意するが、息子にも注意する。すると息子は「オレは何も悪いことしていないのに!」と怒り出し、喧嘩になる。

 

すると喧嘩が好きじゃない私もイライラしてくる。

 

妻はイライラし、娘もイライラし、息子もイライラし私もイライラ。

 

そんな中で、娘は歯磨きしないと逃げまわり、薬を飲まないと逃げまわり、着替えないと逃げまわり、何もしないのに絵本を読めとぐいぐい押し付けてくる。

 

うーむ。一人ならいけるが、妻と息子はコントロールできず、相乗効果でイライラが爆発する。

 

他にも色々あるけれど、親はまあいいじゃないか。娘が不快にならないように動いてもいい。それが娘のためになるのならやります。

 

ただ息子はねぇ。

 

娘の障がいについては息子とも色々話し合ってきたし、理解もしてくれているとは思うのだが……全面的にサポート側にまわれと思ったことはない。

 

息子も子供だ。娘より2個下の弟である。そんな息子に、娘が気分を害さないように注意しながら日常生活を過ごすようにと指示するのはちょっと、心苦しいというか。

 

娘のサポートで我慢をさせるのは忍びない。いや、すでに我慢はしてるんだろうけど、親発信で娘に合わせろというのは違うなと思って。

 

娘にとっての安心な空間にしたいのはもちろん、息子にとっても安心な空間にしたいじゃないか。

 

だから娘に合わせろなんて今までいったことない。

 

妻はいうけどさ。

 

「こんなことしたら、娘が怒るのわかるでしょ!!」

 

これ、何十回も聞いた。妻は息子が我慢することを期待しているのかもしれん。

 

でも息子からすると、何でオレが怒られるんだとムカつくから口答えをして、長い長い妻と息子の喧嘩になる。

 

息子はいう。

 

「殴ってきた姉はちょっとだけ怒られて、なぜかオレだけ長く怒られる」

 

理不尽なのは確かだが……これがねぇ。

 

息子にあれもこれも我慢せえと押し付けられないし、かといって自由に動いてたら娘が発狂するし、何が正解かちょっとよくわからなくて自然に任せて事後にフォローするようにしてたのだが。

 

娘との二人暮らしで気づいてしまった。

 

おそらく我が家の正解は、息子に我慢……いや、協力してもらうことである。

協力してもらって埋め合わせる

赤ちゃんが生まれるまでは無理だが、もし今後家族でまた一緒に過ごすことを前提とするなら、息子に協力してもらう他ない。

 

私も妻も息子も、3人が娘を不快にさせないような動きをする。娘に合わせた生活に切り替える。要は今の私のような動きを、妻にも息子にもやってもらう。(赤ちゃんは無理だが)

 

完璧は無理かもしれないが、家族全員が娘の療育をする形である。

 

別に何もかも我慢する必要はない。娘のこだわりの範囲外であればやりたいことはできる。こだわりに触れなければいいだけ。窮屈だが、ガチガチではないのだ。

 

……とはいえ、我慢させることになるのは間違いないから、それはもう埋め合わせるしかないのではないか。

 

土曜日、娘がいない時に息子だけ特別にどこかに連れていくとか、娘のこだわりの範囲外で毎日息子と遊ぶようにするとか。

 

自宅では娘の療育に協力してもらって、その分どこかで息子をわかりやすいくらいに優遇し、埋め合わせる。

 

娘も息子もないがしろにせず、気持ちよく家族で暮らしていくにはこの方法しかなくないか??

 

普通に、何も考えずに一緒に暮らすのは、無理だ。

 

二人暮らしをして完全に理解した。

 

一見どうでもよさそうなこちらの一挙手一投足が、娘に多大な影響を及ぼしている。

 

つまり、娘との生活そのものが療育である。

気に入らなかったが

たまに土曜日が休みの息子と遊びにいく時に、息子がいうことがあってね。

 

「土曜日、姉はデイ行くんでしょ?(姉はいないんでしょ?)」

 

こんな娘が邪魔者みたいな言い回しをするのが、私はとても嫌いでね。言い方が気に入らん。ムカつく。

 

おそらく、私が息子に「我慢させている」という感覚がないからだろう。現状のやり方が、まったくの不公平だと思っていなかった。

 

公平にしようと努力してきたし、実際のところ息子は優遇されている。娘の数倍は息子にお金も使っている。

 

今度義母と旅行にも行くんだぜ、息子だけ。先日は妻と二人きりでワンピースの映画も見に行ってる。

 

でもまぁ……よく考えてみたら、我慢しなきゃならん場面はあるじゃんね。障がいの有無とは無関係に、兄弟がいたらどこかで我慢しなきゃならん場面はある。

 

娘が快適に暮らせるように協力までしてもらうなら、今よりも特別感を出さないといかんか。金は有限なので、あまりお金を使わない形で。

 

親二人と3人だけで遊びに行くってだけでも良さそうなもんだが。

 

うーん。みんながみんな窮屈せず安心して満足できる暮らしってのは、相当にハードルが高いなと思い知った。

 

そもそも、こんなこと考えている私が既にめちゃくちゃ窮屈だからな!

余談

言い方が悪いが、娘と過ごす時間ってなんかちょっと特殊なんだよ。

 

言葉は2~3割しか通じない。ジェスチャー込みのほとんど喋らないノンバーバルコミュニケーションがメインだ。

 

娘の視線と表情と動きと空気感で、考えを読み取りながら先回りしなければならない。こやつは今何がしたいのかと超集中する。

 

これ、介護職やってた時の感覚に酷似してる。反応ないのに私だけ一人で勝手に喋ってる感じもそっくり。そりゃそうか。

 

息子にやれといってできるもんなのか、やってみないとわからんか。

 

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父が手書きで作った学習プリントを喜ぶ息子の話

息子の勉強を考えるとんぼである、ごきげんよう。

 

復習用にプリントを作ってる。これって、手書きの方が愛情を感じられたりするわけですか?

 

うーむ。

 

◆家族の紹介

プリントを作ってみたものの

小3の息子が学校の勉強についていけてないとのことで、復習用のプリントを作ることになった。

 

ネットで適当なプリントを引っ張ってきて印刷するつもりだったのに、残念ながらちょうどインク切れ。届くまでは手書きで作ることに。

 

手書きはマジでめんどくさい。

 

これまでに習った漢字の中から一つずつ問題を作る。音読み訓読みも別々に。

 

算数は引き算の筆算でミスが多いってことで、どこかの問題集から筆算問題を書き写す。丸つけしやすいように答えは裏面にメモしておく。

 

とか、6枚くらいプリントを作って30分ほどかかった。これはやってられん。プリンタがあればコピーして使いまわそうかとも考えたら、同じ内容のプリントでは学習にならん。

 

なんて効率の悪い作業なんだ。インクが届けばこのクソ仕事から解放されるのかとワクワクが止まらない。

 

というネガティブ全開だったのだが、お手製プリントを受け取った息子がすっごい嬉しそうだったという。

 

「パパ……オレのためにプリント作ってくれたんだね、ありがたいね」

 

お、おう。オレのためかどうかちょっとわかんないけど、手書きでわざわざ時間を使って作ったことが伝わったようで嬉しかったようだ。

 

今は妻の実家に住んでいる息子で、あまり顔も合わせなくなったのもあり、手作り感が遠い父との繋がりを感じさせたのだろう。

 

まぁいいんだけど、喜ばれても手作りはしたくないの。

プリントにも感謝せえよ

手書きのプリントだから愛情がこもっていて、印刷されたプリントなら愛情がこもっていないというわけではない。

 

どちらもそれなりの手間がかかっている。今後、無機質な印刷されたプリントを用意しても、同じように感謝してほしいところだが。

 

でもまぁ、ハガキとメールどちらがいいか論争とは次元が違う話。

 

毎日やっては捨てるプリントに手書きの要素はなくてもいい。(あってもいい)

 

どちらかといえば手書きに力を入れるより、より効果的なプリントを作ることに力を入れるべきかな。プリントの質を高める方向で。

 

こういうの見つけまして。

rikutsuyablog.com

 

まだ試してないのだが、エクセルで漢字テストが作れるそうだ。

【無料ダウンロード】漢字50問プリントを簡単作成 | りくつやブログより引用

 

問題を自分で作れるということはつまり音読み訓読みVerの問題も作れるし、よみ問題も作れそう。問題順も毎回ランダムに配置もできるとのこと。

 

例えばざっと問題を解いてもらって、間違えた漢字は次のプリントにも必ず加える。1年生や2年生で習った漢字も織り交ぜつつ、音読み訓読みで抜けている漢字も補強する。

 

とかどうだろうか。これで毎日漢字テストやっていけば、もう漢字を苦手と思うことはなくなるんじゃないか?

 

このように学習にはそれなりの準備と戦略が必要で、ここに頭と時間を使いたい。手書きの問題作成することに時間を使いたくない。

 

手書きにありがたみを感じず、戦略を考えたことにありがたみを感じてほしいよね。別に感謝しなくてもいいんだけどさ。

家庭教師のバイト

などと書きつつ、基本的に勉強を見るのは嫌いじゃない。あれこれやりながら勉強を見るのが嫌いなだけで、勉強は好きなのだ。教えるのも好き。

 

最近、何となく短期で生活に支障がでない仕事でもないかと探してたら、勉強が大の苦手な子や、不登校の子相手の家庭教師のバイトがあった。

 

学歴がないので大学受験レベルは無理だが、困ってる子たちの家庭教師ならやってみたいなぁと思ってしまってね。

 

面白そうな仕事があったと妻に言ったら、とんぼに向いてそうな仕事だと言われた。実母にも話してみたら、あんたに向いていると言っていた。

 

ちなみに私も向いているだろうと思っている。

 

不登校経験あり、ひきこもり経験あり、介護&障がい児育児経験ありで、勉強の勉強が好きである。

 

適任すぎない??ヤンキーに好かれる元ヤンキー先生的な逆GTOじゃない?

 

まぁ今は家が全体的に荒れててそれどころじゃないのだが。しっかし勉強って面白いよねぇ。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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妻と息子と別居することになり、娘と二人暮らしの話

二人暮らしとんぼである、ごきげんよう。

 

人生には様々なライフステージがあるというが、まさか娘と二人で暮らすステージがあるとは思わなかった。

 

完全別居ってわけじゃ……いや、どうだろう。

 

◆家族の紹介

妻と娘の現状

最近書いていた通り、妻が妊娠して早5ヶ月以上経過。お腹は大きくなってきて、赤子が内部からお腹を蹴ってくるようだ。

 

しかし妻は10歳の娘に外部からも蹴られるという、なかなか聞いたことない超レアな人生を送っている。

 

ストレス半端ないだろう。

 

娘が荒れてるってんで息子は先週からすでに妻の実家にお泊まり中、落ち着くまでは泊まっている予定だったが状況が変わった。

 

妻のお腹が攻撃されるリスクが半端じゃないのだ。

 

もともと、言いたくはないが妻は声かけがあまり上手くはない。というかすぐに感情を表に出してしまうために、火に油を注いでしまう。

 

仕事のストレスももちろんあり、さらに今は妊婦。休みたいが娘も荒れてて休めない。以前よりもイライラは増し、娘が少しスムーズにいかないだけで妻は怒ってしまう。

 

怒ると逆効果になる。余計に荒れて娘も爆発して、にっちもさっちもいかなくなる。感情が爆発してる人には何言っても無駄なのは、障がいの有無は関係ないのだ。

 

日常的に殴られるリスクも高まり、たとえ落ち着いててても一緒に寝ないといけない。一緒に寝ると、娘は夜中に蹴ってくる。

 

これが無意識なのかよくわからない。隣にいるのを確認するためか、動いたのが気に入らないのか、とにかく蹴ってくる。

 

妻が隣にいてほしいこだわりがあるから妻が隣にいるが、毎晩蹴られている。お腹にマットを抱きながら寝て、なんとか耐えている。

 

先日は背中を蹴られてた。

 

……これどうすんの?

 

夜寝られないのが胎児にとても悪影響だと義母はいう。そもそも妻の心身にダメージがきて、交通事故にでも合いそうなレベル。ストレスもやばい。

 

こんな状態で一緒に寝るって自殺行為としか思えない。

 

娘の環境を色々工夫して妻と離す努力はしたものの、結局こだわりが強過ぎて余計に暴れて、余計にお腹が危険にさらされる。叩かれて蹴られまくる。

 

苦渋の決断ではあるが、もはやこの二人は一緒にいるべきではない。

 

そう結論づけたのである。

妻も実家に帰る

熟考した結果、赤ちゃんが生まれるまでの5ヶ月間、妻(と息子も)は実家で寝泊まりすることになった。夕食も実家で、朝もそのまま仕事へ。

 

夜は一度娘の顔を見にくるけれど、数十分程度。お話するなりなんなりして、仕事に行くと娘には伝えて実家に帰って終わり。

 

私が娘の風呂・食事・服薬に寝かしつけまで一人でやり、朝も私と二人きり。ほぼ二人暮らしと言っても差し支えない。

 

妻のお腹を最優先にしようということで、これ以外選択肢が今はない。

 

気になるのは、娘の寂しさが爆発して精神に多大なダメージを受けること。それは困る。できるだけ娘のダメージを最小限に抑えたい。

 

これがまた結構大変でね。

一日目

妻が泊まる一日目、娘に「仕事に行こうね」と言って妻が夜から出かけた。

 

最初は特に何ともなかったが、寝る前になって「ママー!ママー!」と呼び続け、玄関にいって外に出ようとする。

 

寂しそうに玄関の外を見つめて、一緒に40分くらい座っていた。

 

それでも暗闇の外に出て行こうとするもんだから「暗くて鬼がいるよ」と言ったら諦めてくれて、そのまま寝た。

 

夜間は何度か蹴られた。

二日目

二日目も妻が「仕事に行ってくる」と声をかけたら、もーすっごいギャン泣きというか、暴れ回って妻に攻撃しまくり。

 

すごい勢いでダッシュして近づいてぶん殴る。ダッシュで近づいてぶん殴る。恐ろしい。

 

とにかく追いかけて追いかけて攻撃しようとするので強制的に止めて、その間に妻は出かけた。明らかに失敗である。

 

一応その後、寂しさを受け入れる声かけを続けた結果、5分後にはニヤニヤ笑いながらテレビを見ていたが……

 

夜になるとやはり玄関に行って、寂しそうに座っていた。しかもこの日は「鬼がいるよ」も聞かず、一人で外に出て行った。

 

21時ごろかな。「ママー!!」と大声を出しながら外に出たもんだから、さすがにやばいと迎えに行って。

 

駐車場に妻の車がないことを確認し、雨も降っていたことで諦めたようだ。そのまま家に戻ってすっとベッドに入って寝た。

 

かわいそうだった。

三日目

三日目になり、別れ方が悪いのでは??との話になった。

 

早朝、妻が仕事に行く時、娘は無視する。たまにいってらっしゃいということもあるが、ほとんどスルー。何も思わないらしい。

 

もしかしたら「仕事に行く」と言ってる妻が普段着だから、おかしいと思ってるのかも。

 

ということで、三日目の昨晩は妻に制服に着替えてもらって、仕事に行くと告げてもらった。

 

すると予想通り、娘は「あ、そう」といった感じ。むしろ早くいけという表情で、ここに座るなと妻をプッシュしてた。

 

夜間も玄関に行くこともなく、妻を呼ぶこともなく、私と共に絵本を読んでその他諸々の準備をして、ニコニコで寝た。超スムーズだ。

 

うん、非常にいい作戦だなこれは。

 

いつまで続くかはわからんし、私がどこまで寂しさの穴を埋められるかが課題か。

息子の勉強も

などと妻のお腹問題だけでもかなりしんどいところだが、息子の勉強問題も浮上している。学校の勉強についていけてないそうだ。

 

復習してないからだ。それなのに四月から英語塾にいきたいとか言い出す。

 

算数も国語も社会も理科もついていけてないやつが、新しいものに手を出して抱え切れるとはとても思えない。

 

こちらも会議した結果、私が息子用の復習プリントを作れば、妻や義母が勉強を見てくれるそう。実家なら娘にも邪魔されないし。

 

で、その結果を見て私が次のプリントを作って……という形でやっていくことになった。

 

別居状態では週末くらいしか息子に会えないので、プリントを作ることで多少は繋がっている感覚があるなら……と、面倒ながらとりあえずやってはみるけれど。

 

あークリスマスもあるし、頭がごちゃごちゃしてきたな。やばいやばい。

 

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お金に働いてもらいたいので投資家になります話

投資家とんぼである、ごきげんよう。

 

誰が何を言ってんだと突っ込みたくなる。まだ証券口座開設を申し込んだだけという、素人丸出しの状態でもある。

 

しかし数千円でも投資すれば立派な投資家と言えるだろう。よし、無職から脱するのも目の前だ。

 

というわけで、投資を始めてみる話。特に誰かを投資に誘う気はない。節約はおすすめしたいけれど。

 

◆家族の紹介

何で投資を始めるの

以前から投資に興味があり、ひきこもりの頃にFXに手を出して1万を2万円に増やしてやめた。まったく達成感がなかった。割に合わない。

 

メンタルに悪すぎる。ひきこもりだったくせに、ひきこもりの生活が破綻すると思った。

 

損したら気分が悪くて耐えられない。得しててもいつ儲けを確定していいかソワソワ、どちらにせよFXのこと以外考えられずにめちゃくちゃ気分が悪くなる。

 

合わないねぇ。

 

で、ここ数年日本で投資ブームがきているようで。

 

投資に回す金なんてねーよ!!状態だったのだが、少し余裕ができたので勉強してみた。

 

その中でとても面白い本があったので紹介する。

 


ジェイソン流 お金の増やし方 [ 厚切りジェイソン ]

 

Why japanese people!!でお馴染みの厚切りジェイソンさんが書いた投資本。あっさりしてて読みやすくて笑えて、読み物としてもおすすめ。

 

ジェイソンさんは20代前半に投資を始めて、節約して投資して、節約して投資して……を繰り返して、15年経った今、FIREを達成したそうだ。

 

FIREってのは、例えば1億を投資して毎年3%の利益が出るとすると、毎年300万が勝手に増えるじゃないか。

 

ならば生活費で1年に300万使ったとしても、元の1億円が減ることがない。永久機関の完成である。

 

これがFIRE(たぶん)。要は仕事の収入に左右されない経済的自立のこと。

 

……超超単純化したらね。実際は投資リスクがあって減る可能性は大いにある。もちろんさらに増える可能性もある。

 

このリスクを極力減らしつつ利益を享受するのがジェイソンさん流と言える。

 

で、この本を読んでやってみようと思った理由は、メンタルに良さそうで時短な投資法だからだ。

ジェイソンさんの投資法

ジェイソンさんの言う投資は、最近よく聞くインデックスファンドへの長期投資。

 

とにかく長い間、リスクが分散された投資信託に積立続ける。10年、20年といったスパンで長く長く積立続ける。

 

投資先の金額が上がっても下がっても積立続ける。淡々と、毎月決まった金額を積立続ける。

 

ガクンと減った時も、グンと上がった時も、ただただ決まった金額を積み立て続ける。

 

これだけである。

 

投資先の選定などなど細かいことは割愛するとして、実際何がいいかといえば、

 

あぁ、下がってる。やばい?今売らなきゃやばい??

あ!上がってる、うまい!?今すぐ売りたい!!!どうしよう!!

 

とか、こういう悩みがもう嫌じゃないか。本当にいや。他のこと手につかなくなる。

 

でもジェイソンさんのやってる投資方法なら、多少の不安や興奮を覚えつつも淡々と続けることは決まっている。

 

10年も20年も続けるなら下がる時もあれば上がる時もある。そういう時もある。

 

不用意に動いてはいけない。決めたことを守り続ける。ひたすら積み立てる。

 

……このひたすら積み立てるってのが難しいって話もあるんだけど。

 

どこかの会社の株とか買っちゃうと、めっちゃニュース追いかけないといけなくて大変そうじゃんね。経済ニュースに興味ないし続けられない。

 

でもざっと大きなニュースを追うくらいはできるし、時短でしょう?

 

家庭の事情もあり、私のメンタルもあり、赤ちゃんももうすぐ生まれるし。

 

いいじゃないか。お金に働いてもらうのは、私にとってむしろ必然であった。

投資でお金への意識が変わる

他にも3000円投資やら5000円投資といった本も読んでみて、最初はそれでいいかなと思ってる。

 

投資のハードルがたっかいんだよね。怖いし面倒臭いしよくわからないし、本当にやる気がしない。

 

でも3000円なら痛くない。とりあえずやってみることで、大体の手順も概要も掴めるだろう。慣れてきたら積み立て金額を増やせばいい。

 

ちなみに、長期的な投資でおすすめを紹介する本では、ほとんどがインデックスファンドへの長期・積立・分散投資をおすすめしてる。

 

それ以外の投資本は、投資にかなりの時間を費やす必要がある。一般人が生活を壊さずやるなら、インデックスファンドへの長期・積立・分散投資以外に選択肢がないくらい。

 

ジェイソンさんの本はもちろん、YouTubeで中田のあっちゃんもたくさん本を読んだ上で同じ結論を出していた。私が読んだ本もほぼ同じ。

 

世界一の投資家と言われるウォーレンバフェットも、自身が亡くなったあとは資産の9割をインデックスファンドに投資しろと妻に言ってるとか。

 

もはや経済素人の私がこれに従わない理由がないわけだが、投資するのがいいなーって思ったのはお金への意識が変わること。

 

緊急用の生活費は数ヶ月分残しつつ、近々必要になる大きなお金も残しつつ、余った分を投資に回す……

 

んだけど、できるなら投資に多く回したい。どんどんお金に稼いでほしい。

 

そうなると節約したくなるじゃないか。

 

投資ってのは安心のためにするんだ。自分の安心、家族の安心。とてもとても優先順位が高いことである。

 

だから優先順位が低いことにお金は使いたくなくなる。

 

車を買い換えるのも、見栄をはって数百万の車を買う必要がない。送迎用なんだから営業車みたいな軽自動車でいいよねとか。

 

衝動的な外食も控えたくなるし、コンビニで適当なものを買うのももったいなく感じる。節約意識が高まるのはとてもいいことである。

 

ジェイソンさんは、安いコーヒーを毎日自分で作って持ち歩いていると言っていた。

 

これがまた、とってもまずいんだって。

 

でもカフェインとりたいだけだから、まずくてもいいんだと。

 

爆笑した。

人生にも通ずる考え方

長期・積立・分散って人生においてもすごくいい考え方だなと思いまして。

 

何事も1日ではマスターできない。毎日小さな積み重ねが後に大きなパワーを生む。上がったり下がったりしながら、それでも続けていく人だけがたどり着ける場所がある

 

しかし一つにだけ絞ってしまうと、それを失った時にアイデンティティが崩壊しかねない。

 

勉強も仕事も人間関係においても、長期・積立・分散という考え方は非常に有用で、心の安心を保ってくれる気がする。

 

落ちる時もある、上がる時もある。一方が不調でも、一方が順調なら大丈夫。リスクを分散しながら淡々とやるべきことを生涯かけて積み上げていく。

 

何となく誰もがわかっているけれど、はっきり言語化するとこれだよなーという感じ。

とんぼPR

ジェイソンさんの書籍、めちゃくちゃ面白かったので投資に興味がある方は最初の一冊にぴったりだと思われる。

 

音声で本が聴けるAudibleなら1ヶ月目無料で、ジェイソンさんの本も無料で聴ける。私もこれで聴いた。

Audible

 

投資に手を出そうとまでは思えないかもしれないが、節約のモチベーションが跳ね上がる。お金ってこうやって作るんだなーと、とてもわかりやすい。

 

オーディオブックが合わない方は、書店で手にとって見てみてはいかがでしょうか。ベストセラーなんでどこにでもあるはず。

 

ではでは、今後は投資家とんぼとして生きていきます。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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